再起動
お米作りをした年から5年の年月が経ちました。
ずいぶんと月日が流れました。
当時の最後はほとんど長崎に出張でほぼ千葉に来れなくなりました。
その後仕事はアジアからアフリカまで広がりとても仕事が忙しくたんぼの事を考える余裕が無い日が続いてました。
都心での仕事が続き、新橋、渋谷、三軒茶屋あたりの都会の生活が続いてました。
いろいろあって2020年2月に三軒茶屋での生活を終えて、千葉に引っ越しました。
3月になって落ち着いたので どこかの休みに久しぶりに真一の家に遊びに行こうと連絡して、昼は仕事があるので夜会おうと約束しました。
*真一は無農薬のお米を本気で作っているこのブログの主人公の若者です。
彼と会うのは久しぶり。彼も塩選水の頃になるとヒデさんのブログを発見して確認してしまうと連絡ありうれしいです。
以下のブログ
http://rice2015.hatenablog.com/entry/2015/03/01/233000
その後 彼から連絡あり、可能なら午後から手伝ってもらいながら話しが出来たらと相談。
なんだか嬉しい!久しぶりにお手伝いが出来る!!
コロナ ウィルスで、在宅勤務で閉じこもっていたから、外のオープンな人の少ない空間で体を動かせるのはベストです。
そして3月15日 日曜日 快晴で暖かい中、車で彼のうちへ行く。
13時半頃ついて、彼のうちに着く。
玄関から入り彼は休憩していたのですぐに上がらせてもらう。
あの頃 生まれたての赤ちゃんだったのに、凄く大きくなった彼の息子がいてびっくり。
台所には修子さんが・・・・おかしい もう一人 かわいい女性がいる!!!その時は挨拶を名前しか聞けませんでした。
美幸ちゃんと言います。
その時は、修子さんにイルカの話を聞いたりして
真一とこたつで話をしながら、午後やりたい作業を聞く
ビニールハウスで種まきをする為に環境を整えたいのみたい。
二人でビニールハウスに行く。
彼は金属のトンボ(野球でグランドをならす道具)で土をならし初めました。
2個あったので僕も見よう見真似で行いました。
すると「そこは低くなっちゃうから削らないで」と言われて理由を聞くと
高くなっている所を削って平らにする作業、少しでも上がっている所があると種を巻き、苗を育てる箱が傾くからと
鈍い僕には平らにしか見えない。微妙な段差がダメだそうです。
彼は歩きながら、足の感覚で上がっている所を感じて 削る作業をしているそうです。
するとたいてい、そこに上がるきっかけになった小石があったりします。
去年は平らだったのに何故やる必要あるの?と聞いたら、水が流れ、土の状態が変わってしまうからだそうです。
真一は歩きながら、ここが高いと話し、ならしていくと小石が出てきてそれを拾ってます。
あまりにも微妙で僕が歩いても良くわからないので他の作業にうつります。
そこに積んであったのは乾いた稲 それを脱穀(稲の穂先から籾(もみ)を落とす事)します。
使うのは、初めて使う足踏脱穀機(あしぶみだっこくき)
ペダルを踏むと回転する直径約60cmくらいの円筒型のつつに針金がついて、ペダルを踏むと回転します。稲穂を持ち、穂先を円筒に当てて、回しながら脱穀します。
ウワーなんか昔の作業しているみたい!
江戸時代に千歯扱きなどで脱穀している作業を社会の教科書で見た事あるけどそれに近いものをやっているみたい。
これが初めてだとペダルを踏んでも逆回転になったり、スピードが遅くなったり難しい。
でもすぐに慣れてそこにあった稲の脱穀は終わりました
脱穀の終わった稲を外に片付け様とするとまた整地しようと木の根っこをファイト一発している場所がある
ビニールハウスをもう一つ作ろうとしているみたい。
その後、ござで乾かしている籾をしまう
去年は外で苗を作ったが 気温や風雨など大変なので 今年はビニールハウスで苗を作る。
そこに敷くシートが端にまとめてあったが、今週の種まきの為に一度乾かしたり、整理したりする為、二人で長ーーーーーいシートを伸ばしていった。本当に長い、ビニールハウスの端から端まである長さだから!
これは一人ではかなり時間がかかりそう。二人でやれば楽しい。
真一も ヒデさん来てくれてうれしいーと何度も言ってくれる。最近 そんなに言われた事が無いから俺も嬉しくなって来る。
大きな荷物の移動や機械のセットアップも一緒に行います。一人だったら大変だなー
夕方になったので今日の仕事はおわりにしようとなる。
先ほどの美幸ちゃんが出てきて話をする。全国をキャンピングカーでまわりながら真一の家をネットで探してしばらく泊っているみたい。凄い人!
近くに空き民家を管理していると聞いたので、息子に案内されて一緒に見に行きました。
田園と自然の景色が良く、家も大きく古いけどとても素敵! 日が暮れる中 4人で競争して家に戻りました。
息子も出てきて、木登りしようとなる。真一含めて 4人で木登りをする。一番上まで行くと 景色良く気持ちいいー
着替えてこたつに入ったら、真一がヒデさん手伝ってというので外に出ると 燻製をしているドラム缶に煙突をセットするみたい。
もう暗く良く見えない状態の中 そこに行くと、家の裏から女の子が入って来た。
「あれー ヒデさん 久しぶり~」なんとその人はミホさんでした。
このブログの初回2014年のサスティナブルスクールでお世話になった大切な古い友人。
良くサスティナで夜お風呂おわってからみんなで飲んでいる時に付き合ってくれていたな(^^)
彼女は今 近所に住んでるみたいで 燻製を作る道具を借りてここで燻製を作りに来たそうです。
久しぶりに体を動かす仕事をして感じたのは、お腹が減るという事。
修子さんと美幸ちゃんが夕食を作ってくれてとってもおいしかった💛
美幸ちゃんの旦那さんも自分で事業していてウルトラマラソンが好きなかなり独特な人みたい。
是非会いたいです。
実は昨日会った瑞樹がこの田んぼの話を聞きたいと真一に話したら、
是非連れてきて下さいと
美幸ちゃんに このブログのURLを教えたら、真一はかなり長くて普通の人は全部読めないから
僕もそう思う読むのは変人だと言いました。(だってほぼそうだから)
(翌日 美幸ちゃんから 全部 読破したと連絡来ました。この子は見込みがあるね)
修子さんの出してくれたチーズがとても美味しくて、ワインを飲みたくなったけど車だから我慢しました。
泊ったらと言われたけど、明日は、出社日なので泊るわけにも行かない。ビールもワインも飲みたーい
最後はみんなで車まで来てもらい別れました。車を出すと真一がしばらく走ってきたりして!
帰り道は、久しぶりに自分の故郷に帰って来たみたいで幸せでした♡