米の出荷
前回の稲刈りで乾燥機に投入するまで終わりました。米の出荷(持ち帰り)まではまだ工程があります。
その前に、持ち帰る詳細について真一と電話で話しました。
今年の田んぼでは、黒米を育てました。これは、緊急事態宣言の為、田植えが遅くなってしまった事で苗を入れ替えた為です。
実際に食べる時の黒米は、玄米や白米を炊くときに黒米を少し入れて炊くもの。全て黒米で持ち帰ると困るでしょう。という事で。
今回 出荷(持ち帰る)米は計40kgです。
稲刈りした黒米の籾は、全て籾摺りなどを行う作業はしますが、持ち帰る米は、実際に食べる割合で持っていこうという事で、40kgに対して、実際に真一が育てた出荷用の玄米37kgと黒米を3kg持って帰る事にしました。
そして11月4日 食べられる状態の米を持ち帰る為にいすみに行きました。参加したメンバーと食べたり、メンバーに配ったりする為です。
今日、僕は午後2時までしか入れないので、朝早く来るという事で9時に到着しました。
着くと、真一と修子さんがヤギを小屋から出して家の隣の草むらに連れて行き、雑草を食べさせている。
この日は、雲一つ無い晴天。とても気持ちいい。ヤギを連れている光景もほのぼのとしていい光景
今日は籾摺りから色彩選別まで行う。
籾摺りを機械で行うが、籾摺りが出来なくほんの少し残ったり、異物が入ったりするのを取り除き、玄米の状態にする。
玄米で持ち帰るので、精米して白米にする事はしません。
ヤギをつないでから、真一と作業に入る。
「作業は、準備と片付けが8割!」という話から始まり、まずは機械の手入れから
機械は、籾摺り機、グレーダー、色彩選別機とあります。
籾摺り機で籾を取りますが、大きさを揃える為のグレーダー、異物を取り除く色彩選別機
どれも大型の機械で、それの掃除から始まりです。
前に他の種類のお米を処理しているので、黒米が混ざらない様に徹底的に掃除します。
機械の外せるネジを外して外のカバーを外し、エアスプレーで吹き飛ばしたり、
雑巾で拭き掃除(濡れ雑巾で拭いて、綺麗な白い雑巾で仕上げる)
などを全ての機械で行います。
機械を綺麗にしたら、飛び散ったゴミを箒とちり取りで片付ける。プロのこだわりを見れました。
これが、黒米を乾燥まで終わった籾です。
9時過ぎから初めて、終わったのが、11時過ぎ。
ここで一度 休憩
いよいよ本番に入る時にトラブル。色彩選別の黒米の設定がわからなく、マニュアルが見つからない。
帰る時間の午後2時に間に合わなかったら、またにしようかと話すと
彼は、ヒデさんが持ち帰る分の3kgだけ行うならなんとかなる
と奥から小型の籾摺りの機械を持ってくる。
この機械で籾摺りだけを行う。選別は手で行う。3kgだけならなんとかなる。
それで再びこの小型の機械もまず手入れから、カバーを外して掃除をしてを行います。
そしていよいよ黒米の籾を投入。
そして籾摺りされた黒米が機械から出てきました。
くろーーーーーい!!!!!
初めて見た黒米、本当に黒い。(これは、糠層を取り除くと白米になってしまうので、精米しないで食べるものです)
今日は非常にいい天気。気温も11月とは思えないくらい暑くなり、倉庫の中に日が射し黒米は黒い宝石みたいに輝いている。
しかしこの中に籾のままのものが少量混ざっている。
真一からの提案。籾摺りをもう一回やるのはどうか?そうすれば、籾が擦れて無いものは大幅に減る。
しかし、米が割れるものも出てくる。
まずは少量テストしようとなり、結果を見る。籾は大幅に少なくなっている。黒い米もきれいなまま。
それで行う事にして、出てきた黒米の中に混ざっているわずかな籾を二人で手で拾って分ける。
もみを取り除き黒米の選別完了!
ここまでやって昼ご飯。
いすみの工場で作っているレトルトカレーがあったと修子さんが買って来てたカレーを食べる。
コスモ食品 牛肉の具が大きくて美味しい。いすみにそんな工場があるんだ。
昼ご飯食べて、黒米を3kg計り袋に入れる。
更に冷蔵庫から玄米を出して来る。
この玄米は『米の貴婦人 ササシグレ』
これを37kg計って出荷(持ち帰り)の準備完了。
これらを車に詰めて、挨拶をして帰る。
帰りの車の中も雲一つ無い良い天気。いすみの田んぼと背景に広がる山林がとても綺麗でドライブとしても良い日でした。
早くみんなにこのお米を食べてもらいたいです。