非常事態宣言発動
喉が渇いて目が覚めた。
雨が降っている。
何時だろう。体の隅々の筋肉が痛い。
今は何時か確認する。0時半!まだ寝てようかな。うとうとしていたら突然家が揺れだした。
地震だ!かなり長い。速報を確認する。
発生日時 :4月12日00:44 震源地 茨城県南部 M5.1 けっこう大きな地震
すっかり目が覚めてしまった。
喉が渇いているので水を飲もう。いやこれだけ体が筋肉が痛いのでプロティンも摂取しないと!
目が覚めてしまったので 風呂に入り筋肉をほぐして、録画した番組を見ながらストレッチする
名探偵コナンの映画 純黒の悪夢(ナイトメア)
2年前に娘とコナンの映画を見に行った時にかなり自習した。黒の組織とか・・・
以来、コナンの映画は好きである。
何か体が回復してきた。細胞が目覚めて気持ち良い。
昨夜 疲れてぼろ雑巾みたいに眠ったのに、短時間でこの超回復力に我ながら感動
コナンを見ながら今日の出来事を書いていこう
4月7日 日本に非常事態宣言が発動されて外出自粛となる。3月から在宅勤務が続いているので、ほぼ生活は変わらないけど一つ問題があった。
今年再開する週末田んぼ活動
4月に田んぼ整備、5月のGWに田植えの予定のイベントが組めなくなった。
真一や瑞樹、参加したいと話している人たちに連絡して非常事態宣言の終わるまで動かない。様子をみようと連絡をしました。
4月9日 真一から電話。11日に「田んぼの整備にヒデさんだけでも来れないか?」
「不要不急の外出はしないよ!」と答えるが、「今年 米作りをするなら、田んぼは待ってくれない。必要 急なんだ!」
彼も俺の田んぼの整備をする余裕が無いみたい。
どうしようか考えて
・家からいすみまで一人で車で行き、人と接触しない様にする。
・田んぼの中で一人で作業する。
・真一達とも濃厚な交流しない。食事も一緒にしない。必要な時は、マスクしながら手短に距離をとって話す。
という方針とする。
4月11日 田んぼの作業はお腹が減るのでしっかり朝御飯食べてから車で出発する。買っておいた長靴と軍手と着替えだけ持って!
前日 瑞樹から一緒に行きたいと連絡が来たのだが、緊急事態宣言の中 待ち合わせまでの行動や、二人で行動する事は避けようと
今日はまったく一人で行動する事にする。
前回は真一、瑞樹、美幸ちゃん。みんなでの作業は楽しかった。これからもっと人が増えて楽しくなる予定だったのに、一人の作業となり寂しい。
こんな時は、何の曲を聴いて運転しようか、曲を探す。
Bryan Adiamsの 18 Till I Die 、 死ぬまで18歳だぜ!という名曲
静かな語りで始まって、
Never say no, try anything twice 決してあきらめない。
突然のシャウト
エイティーン テル アイ ダイー!!!
かっこいいー
大声で一緒に歌う。車で一人っきりもいいかな(笑)もう一回聴こう!
予定通り9時にいすみ到着。
マスクして、今日の作業確認だけしに行く。
朝から作業しているみたい。ビニールハウスの近くに真一、修子さん、美幸ちゃんがいる。
彼らもマスクしている。
既に種まきを終えている。
発芽の為の装置を見ている。
コロナ対策で距離を置き、接触に気をつけながら 真一から今の状況を簡単に説明してもらう。
田んぼに、去年の稲が残っている部分がある。去年の冷夏などで、十分に実がならなかった部分らしい。
これがあるとトラクターで耕す事ができない。大量の稲が絡まってしまう。
今日はこれを草刈り機を使って刈り取って片付ける作業
刈った稲は燃やしたいと話すと、水が田んぼにあるから、一番周りに何も無い所に集めましょう。
追加で久しぶりの草刈り機の説明
HONDAの草刈り機 ガソリンエンジン
メインスイッチ、最初の始動時は、(小さな)ポンプでガソリンを少し送り込む
チョークを上げてスターターの紐を引く。
エンジンがかかったら、チョークを戻す。
草刈り機のベルトの付け方を確認して、
草刈り機、くま手 を用意してもらい、すぐに作業する田んぼへ向かう。
懐かしい田んぼの光景。
5年前に荒れ地から木を抜き、草刈して 耕し、畔を作って水路作って田んぼを作った事を思い出す。
よく一人でそんな事をしたな~今では出来ないよな と当時の自分に感心する。
田を見るとなるほど!枯れた稲が残っている。
草刈り機の刃の回転を考えると左側を使って絡みにくくする。
この部分を使いながら、右から左へなぎはらうので、切った稲が邪魔にならない様に右から刈ってはいけない。
左側から刈るか、または時計回りに円を描いて刈る。
畔を歩きながら、どこから刈ろうかと考えているけど、久しぶりの田んぼに長靴で入るのにためらいがある。
3月は雨が多かったから結構水が溜まっているじゃん。おたまじゃくしが沢山泳いでいる。かえるの鳴き声が聞こえる。
思い切って中に入ると、ところどころぬかるみが大きく、長靴がとれなくなり歩きにくい。バランス力が無いと転んでしまいそう。
歩いているだけで、体幹トレーニングを常に続けている状態
スイッチ入れて、チョークを引いて エンジン始動!
稲4列づつ刈って行く。
誰もいない広大な田の中でひとりきり、ここで今日は作業。濃厚接触はまったく無い。
以前も草刈はした事があるが、その時と違う事が2つある。
一つは以前は荒れ地だったから、何とぶつかるかわからなかった。固いものとぶつかったら草刈り機が跳ねるのを注意しなくてはならない。
また荒れ地の中で視界が悪いから、人が来るのを警戒しなくてはならない。
草刈り機のエンジン音で良く聞こえない状態です。まわりの人にも草刈り機を使っている人には近づかない。話す時は視界の正面から気づかせてエンジンを止めたら近づくみたいな配慮が必要です。
今回は、稲だけが目的なので、荒れ地を刈り込んだ時よりは楽です。
もう一つは、以前は乾いた地面でした。2月初めの水抜きをしてもっとも雨が降らない冬に行ったので地面が乾いてました。
長靴がはまって抜けなくなる事が無かった。
それが今回は違う。歩くのが大変。
草刈は2月に行うべきでした。今後 水を入れたらますます大変になる。というか水を入れたら出来なくなる。今日がぎりぎりの時期
本当に必要 急な仕事だという事がやってみてわかります。
刈る場所が2か所あるので、小さいほうから行う。時計回りに刈って行く。順調。時々刃に草がからんでしまうので エンジンを止めて草をとる。
最初はベルトから外して取っていましたが、だんだん慣れてベルトから外さなくても出来る様になってきました。
なんかやれば思い出す。体が覚えている。
小さい方の刈が終わり、次に大きい方を始めた所でとなりの田んぼに軽トラが止まる。
男の人が下りてきて近づいてきたので、エンジンをとめる。
「ひさしぶり、今年は田んぼやるの?」
(この会話も マスクして となりの田んぼから話しかけられているので相当の距離があります、しかも屋外です)
見慣れた顔。だけど久しぶり過ぎて名前が思い出せず聞いてしまいました。
加藤さんか!(昔かとちゃんと呼んでいたと思いますが、この時は加藤さんとよそよそしく呼んでしまいました)
彼は今年となりの田んぼをやるそうです。今日は苗床を作りに来たと言ってました。
今年はよろしくお願いします。と返事をしてまた草刈の作業を始める。
すぐに彼は帰ってしまい。ここからは田んぼで一人きりの作業となる。
11時頃 全て刈終える。大体2時間弱。
田んぼ中に散らばった刈った稲を集めるのを考えると悩ましい。
何故かというと刈った時にわかったが歩くのが非常に大変。
田んぼに水がありくま手でかき集めれる地面で無い。
まずくま手を使うより、水の上に浮いている大量の稲を手で抱えて一つの場所に集める事にしました。
田んぼの端から端まで何度も往復して稲を抱える。
手は水の中に入れて、水やどろを含んだ稲を抱きしめる様にして田んぼを歩く。
最初 久しぶりにたんぼに入るのを躊躇したのは何だったんだろうくらいに、田んぼと同化していました。
浮いて盛り上がっている稲を集めるのは1時間くらいで終わりました。
これだけで稲の山が出来ました。
但し細かな稲が水の中にまだ大量に浮いている。田んぼを見ると明らかに違う。これは耕運機の邪魔になりそう。
3時間休み無しで働いて疲れてきました。何しろ最近は在宅勤務で体を動かして無いので
どこまでやればいいのか一度真一に相談しようと戻ります。
戻ったら誰もいない。みんな作業に行っているみたい。
LINEを見ると、緊急事態宣言が出てから初めての土曜日。
東京は、スーパーが滅茶苦茶混んでいるらしい。これを見て接触しない様に帰りましたみたいな話が多数ありました。
僕は草刈の写真を送り、田んぼ作業していると返信。
将来 みんなでここに集まれたらいいです。
しばらく休憩していたら、真一のお母さんが
昼ごはんはどうするの?と聞かれたので、近所のスーパーで買おうかと思っていますと答えたら
甘いカレーで良かったら食べて行く?と話されてお腹が空いていてお願いする事にしました。
それでも気を付けて、屋外でキャンプ用の椅子とビール瓶のケースをテーブルにして一人で食事。
カレーもタケノコもワカメも全て美味しかった~
お母さんにお礼を言い「僕は現在 在宅でコロナの菌は大丈夫と思いますが、よーく洗って下さい」と食器を返却する。
一度 帰って来た真一に、燃やすかを聞いたら、風が出てきたから燃やすのは止めよう。
少し下流の田んぼのとなりに空き地があるからそこに稲を運んでと言われました。
えーあの稲を運ぶの~? 燃やしたいと思いましたが、風が強く火事があるといけないので仕方ありません。
「それと終わったら、田んぼに水を溜めたいので、水の出口をふさいで欲しい。」(スコップ使用)
彼は今日やらなければならない田んぼがあり非常に忙しく、僕の現場を見る時間も無い。
2か所あるけどというと1か所は秋の水抜きして干す様の入り口だから完全に塞ぐ、下流は田の水位を考えた高さだけ塞ぐとなる。
それだけ言うと次の作業に移っていく。
稲の移動用の一輪車と水の出口を止める様のスコップを持って現場にもどろう。そうだこのキャンプ用の椅子も持っていき、午前中に飲まなかった持ってきた水も持っていく。
午後は休憩しながらやらなくてはもたない。
もどると水面に浮かんでいる稲がやはり気になる。やっぱり集めるか!
くま手を使って水の中にある稲を集める。これぐらいになるとくま手は使える!かえるが泳いでいるので、かえるを巻き込まない様に集めてました。
ただ、水の入った田んぼの中でこの細かな作業をするのは大変。冬の乾いた地面でやれば全然楽だろうと思いながら行ってました。
手が届く範囲で集めた塊を何個も作る。
それを一つずつ手で抱きかかえて乾いた稲の山とは別の山を作り積んでいく。濡れているので小さくても重い。体もびしょ濡れになる。
今日が暖かくて晴れていて良かった!
終わったのが2時半。
ここから移動します。
まず濡れている山から一輪車につんで動かす。
畔は水路で切れていて、一輪車が通れないので、一度車道まで持っていき遠回りして目的地まで持っていく。
これは遠い!
一度 もう使わない草刈り機を戻しに戻り、そこで板きれを探す。2つの板切れを探してそれで畔に橋を作った。
これで畔を使った最短距離で運べる。
帰りの道でどの経路がデコボコが少ないか確認しながら最適な道を探しておく。
何往復かで濡れている山を運び終わり次に乾いた山を運ぶ。
一輪車に入れたら何か違う。軽くてふわふわで載せても安定しない。畔のでこぼこ道で跳ねて落っこちてしまう。
落ちない為には少ししか入れられない。
次に何か重しにならないかと金属スコップを上に乗せた。
全然ダメ。スコップもすぐに滑り落ちる。1往復でこぼれた稲を集めて持っていくのに、もう2往復かかる。
とても終わらない。どうしよう!
せっかく橋も作ったのに。
一輪車に乗せた分を上から抱きかかえて見た。濡れて無い稲は手で持てる。この方が落ちないしゆっくり一輪車を押すより早い。
そこからは手で抱きかかえながら運ぼう。
これが一番正しいかわからないが今日は迷っている時間が無い。
今出来る事を疑問をもたず実行に移すサラリーマン魂が発動しました。
過去SEをやっていた時もどうしても解決しないものを果てしないデータをチェックしたり、紙でしか集まらないデータを管理する為、手入力をひたすら行ったり、手作業で地道に解決した事が多数あった。
迷っている時間が無いので、手で解決する。それが現在出来る事
それにしても山が中々減らない。時々、濡れた稲もあるので、手も疲れてくる。田んぼを歩き続けた足で、でこぼこの畔をあるき続ける。
これは久しぶりのエクササイズ!筋トレだ!有酸素と無酸素運動を組み合わせたトレーニングと考えよう。
何往復か毎にストレッチをしながら行う。
一人でやっている事がつらい。2人いれば一輪車でもできたのに、上から押さえる人がいれば
とても終わらない様に見える作業を手で行うという
時々 瑞樹達を連れて来てたらなぁ、人がいればあっという間に終わり、次にやる事ありませんか?くらいだよな。
一人でやっていると大変な事も 複数でやると楽しいよな
などの思いがよぎるが、来月の非常事態宣言が終わったら、日本も良くなってみんなで田植えに集まれる。
それを信じて今やるしか無い。誰も今代わってくれる人はいない。自分がやらなきゃ!
一度 沢山抱えすぎて前が見えない中 畔を歩いていたら踏み外して転んで田んぼの中に倒れてしまった。
久しぶりです。転ぶのは!
だんだん山が少なくなっていき、4時半頃にやっと終わりが見えてきた。
最後の2往復は、重たい濡れている稲なので、また一輪車で運んで完了。
なんか終わった時は感無量でした。ただ刈って運んだだけなのに
一輪車を戻しに行き、その時に水を止めるのは板でやりたいなと板とのこぎりを探す。
修子さんがいたのでのこぎりを用意してもらって、真一に電話する。
「板で無く土でやって下さい」という返事
やっぱりそうかともう一度 現場に戻る。
田んぼから土を掘り水路に入れる。
粘土質の土は非常に重たい。しかも水に濡れていて、ちょっと乗せるくらいだと上から踏んだら無くなってしまう。
これはまた大変な作業。腰を悪くしない様に空手の時に教わったしこ立ちで作業する。
この水路を埋めるだけで大変なのに、良くこの田んぼの畔を作ったよな・・・
畔の大切さを実感する。5年前はまだ体力があったんだ!大分年をとったな~
こんな時に朝聞いた歌を思い出す
エイティーン テル アイ ダイー!!!
夕方5時のサイレンがなる。なんとか今日の作業は終わりそう。
5時半くらいに作業が終わりました。
本当に必要 急ぎな作業でした。
真一の家に戻るとまだ誰もいない。
今日は接触を避けるので、道具を洗って片付けて、みんなに会わずに帰ろう。
車に乗り、みんなに今日の挨拶と連絡を売っている時にミホさんからの連絡。
次来た時に、顔見せると話したので、会いに行くが、マスクして家には上がらず、食事もせずに近況を話をして帰る。
この非常事態が終わったら、御飯食べようねと
帰りの車では非常に体が冷え切って、暖房をつけても手の先が冷え切っていました。
コンビニでコーヒーを買い飲んでいたら少しあったまりました。
かなり疲れ切っていて、眠い中なんとか運転をして帰りました。
家にもどったら、風呂に入る元気も無く、着替えてバタンキュー
体が疲れてそのまま寝るのは久しぶりでした。
水を飲まなくそのままあまりにも超熟睡をしたので、喉が渇いて目が覚めたという訳です。
コナンも終わってしまいました。もう明るくなって日曜日の朝です。
今日は休みだから、これから寝て朝寝坊しよー
続く(またみんなが集まれる日が来るといいな)
水を入れる用意
平日に種まきは無事に終わったみたいフェイスブックで確認してました。
3月20日 春分の日に 瑞樹と13:00に待ち合わせて彼と車でいすみに行く。
真一の家について瑞樹とこたつに入ると女性が3人いる。この前は2人で驚いたに、3人。
週に何日かアルバイトで手伝ってもらっている人らしいです。
真一と瑞樹がしばらく話している。二人の話続けている中で、車に忘れ物を取りに行くついでに真一のお母さんに挨拶に行く。
前回 行こうと考えていたが忘れたのでした。
5年ぶりにお会いするお母さま。お元気ではつらつとしていて良かった。
彼女の農作業の合間の差し入れに何度助けられた事か!
戻るとまだ話が続いていたが、せっかくの天気に真一の仕事が止まっちゃうと
外で作業しながらにしようと提案。
外に出ると美幸ちゃんが塩水選をしている。
詳しく知りたい場合は下記リンク
http://rice2015.hatenablog.com/entry/2015/03/01/233000
俺がやった時は冬の雨の中寒さに震えながら行ったが、今日は暖かくとても良い日。
普段の行いですね。
塩水選が終わったらござに乾かした種の候補から玄米の皮がとれた白米、玄米の皮が割れて白米が覗いているものが混じっている。
それらをとる作業を僕と瑞樹で行う。
地道な作業だけど二人でお話しながらやっていると楽しい。
なぜこれをするのか聞いたら、種撒きした後、白米がむき出しはでんぷんがすぐに出て土の中で腐ったり悪影響をする可能性があるので
なるべく無くしておきたいという事
真一は代かきに行きたいと農耕機のアタッチを取り換えて出かけていく。
話していると一人 男の人がやって来た。美幸ちゃんの旦那様!シュウヘイ君! 今は一緒にいすみに来ているみたい。
彼も加わり3人で男同士のおしゃべりをしながら作業を続ける。美幸ちゃんも加わり4人体制!
瑞樹も、シュウヘイ君もかなり独特の人・・もしかして俺も?普通のワーカホリックなサラリーマンだよ。
そしたら真一が戻ってきて、ヒデさん手伝ってと言われ板とのこぎりを探してから二人で軽トラックに乗って田んぼに出かける。
真一の田んぼの水を入れる準備 まず水の出口を閉める、水の入り口の四角のコンクリートの蓋を外してみると深い溝がありたんぼ側が開いている。
そこに板を差し込み畔(あぜ)で押さえる。畔をすきま無く押さえるのにかなり踏まなくてはならない。
登山靴で行ったので長靴を持ってくれば良かったと後悔 田んぼの土の粘り気が凄くい 久しぶりの感覚。
のこぎりで板を切り仕切り板として入れていく。この板も上は細い板を細かく入れる。
板を外すと水の水位が変わるので、調整できるそうだ
ここの写真は泥だらけなので写せませんでした。やっぱり防水のデジカメ欲しいな。
終わったら、旗を立てる。
これを直角に立てないと水当番の人がわからない。地域でのルールだ。順番に水を入れていく。水の大事さがわかります。きちんと直角に立てないといけない。
一緒に作業しながら、真一がヒデさんと一緒に農業したいなと
中途半端な事が出来ないからどんな形で加われるかこれから考えるね♡
帰りは僕が軽トラの運転。これが楽しい。マニュアルを運転する機会が最近無いから!
帰って来たら、何か庭で囲碁でもやっている様な二人の光景がありました。
瑞樹とシュウヘイ君が先ほどの白米選別を地面でやっていたら姿勢が悪くつらいから コーラ箱でテーブルとイスを作り、選別されたものが自動で落ちる工夫までしてました。
遠くから見た姿は、快適そうな光景でした。二人ともこの作業の改善をかなり自慢でした。小さな事の改善ってうれしいよね。
この日は14時頃着いたので、ここで終了。
美幸ちゃんとシュウヘイ君は古民家でお客さんがいると帰り
真一と修子さん息子と瑞樹でジンギスカンの店へ
ここがおいしくて安い!
食べながらいろいろな話をして、まずは真一のやっているコミュニティ田んぼをやる人を集めようと瑞樹と話しました。
コミュニティ田んぼは、年に5回くらいのイベントで真一のやっている無農薬の田んぼの体験が出来るものです。
最後にみんなが作ったお米で収穫祭パーティをやれれば楽しい!まずは小さな事から!
帰りに瑞樹と車でいろいろ話ながら帰るとあっという間でした。
コロナの謹慎の中で、屋外、自然の中、人が密集してない という好条件で 大人も子供も楽しめたらいいな。
まだこれから世の中がどうなるかわからない中でそんな事を考えてました。
再起動
お米作りをした年から5年の年月が経ちました。
ずいぶんと月日が流れました。
当時の最後はほとんど長崎に出張でほぼ千葉に来れなくなりました。
その後仕事はアジアからアフリカまで広がりとても仕事が忙しくたんぼの事を考える余裕が無い日が続いてました。
都心での仕事が続き、新橋、渋谷、三軒茶屋あたりの都会の生活が続いてました。
いろいろあって2020年2月に三軒茶屋での生活を終えて、千葉に引っ越しました。
3月になって落ち着いたので どこかの休みに久しぶりに真一の家に遊びに行こうと連絡して、昼は仕事があるので夜会おうと約束しました。
*真一は無農薬のお米を本気で作っているこのブログの主人公の若者です。
彼と会うのは久しぶり。彼も塩選水の頃になるとヒデさんのブログを発見して確認してしまうと連絡ありうれしいです。
以下のブログ
http://rice2015.hatenablog.com/entry/2015/03/01/233000
その後 彼から連絡あり、可能なら午後から手伝ってもらいながら話しが出来たらと相談。
なんだか嬉しい!久しぶりにお手伝いが出来る!!
コロナ ウィルスで、在宅勤務で閉じこもっていたから、外のオープンな人の少ない空間で体を動かせるのはベストです。
そして3月15日 日曜日 快晴で暖かい中、車で彼のうちへ行く。
13時半頃ついて、彼のうちに着く。
玄関から入り彼は休憩していたのですぐに上がらせてもらう。
あの頃 生まれたての赤ちゃんだったのに、凄く大きくなった彼の息子がいてびっくり。
台所には修子さんが・・・・おかしい もう一人 かわいい女性がいる!!!その時は挨拶を名前しか聞けませんでした。
美幸ちゃんと言います。
その時は、修子さんにイルカの話を聞いたりして
真一とこたつで話をしながら、午後やりたい作業を聞く
ビニールハウスで種まきをする為に環境を整えたいのみたい。
二人でビニールハウスに行く。
彼は金属のトンボ(野球でグランドをならす道具)で土をならし初めました。
2個あったので僕も見よう見真似で行いました。
すると「そこは低くなっちゃうから削らないで」と言われて理由を聞くと
高くなっている所を削って平らにする作業、少しでも上がっている所があると種を巻き、苗を育てる箱が傾くからと
鈍い僕には平らにしか見えない。微妙な段差がダメだそうです。
彼は歩きながら、足の感覚で上がっている所を感じて 削る作業をしているそうです。
するとたいてい、そこに上がるきっかけになった小石があったりします。
去年は平らだったのに何故やる必要あるの?と聞いたら、水が流れ、土の状態が変わってしまうからだそうです。
真一は歩きながら、ここが高いと話し、ならしていくと小石が出てきてそれを拾ってます。
あまりにも微妙で僕が歩いても良くわからないので他の作業にうつります。
そこに積んであったのは乾いた稲 それを脱穀(稲の穂先から籾(もみ)を落とす事)します。
使うのは、初めて使う足踏脱穀機(あしぶみだっこくき)
ペダルを踏むと回転する直径約60cmくらいの円筒型のつつに針金がついて、ペダルを踏むと回転します。稲穂を持ち、穂先を円筒に当てて、回しながら脱穀します。
ウワーなんか昔の作業しているみたい!
江戸時代に千歯扱きなどで脱穀している作業を社会の教科書で見た事あるけどそれに近いものをやっているみたい。
これが初めてだとペダルを踏んでも逆回転になったり、スピードが遅くなったり難しい。
でもすぐに慣れてそこにあった稲の脱穀は終わりました
脱穀の終わった稲を外に片付け様とするとまた整地しようと木の根っこをファイト一発している場所がある
ビニールハウスをもう一つ作ろうとしているみたい。
その後、ござで乾かしている籾をしまう
去年は外で苗を作ったが 気温や風雨など大変なので 今年はビニールハウスで苗を作る。
そこに敷くシートが端にまとめてあったが、今週の種まきの為に一度乾かしたり、整理したりする為、二人で長ーーーーーいシートを伸ばしていった。本当に長い、ビニールハウスの端から端まである長さだから!
これは一人ではかなり時間がかかりそう。二人でやれば楽しい。
真一も ヒデさん来てくれてうれしいーと何度も言ってくれる。最近 そんなに言われた事が無いから俺も嬉しくなって来る。
大きな荷物の移動や機械のセットアップも一緒に行います。一人だったら大変だなー
夕方になったので今日の仕事はおわりにしようとなる。
先ほどの美幸ちゃんが出てきて話をする。全国をキャンピングカーでまわりながら真一の家をネットで探してしばらく泊っているみたい。凄い人!
近くに空き民家を管理していると聞いたので、息子に案内されて一緒に見に行きました。
田園と自然の景色が良く、家も大きく古いけどとても素敵! 日が暮れる中 4人で競争して家に戻りました。
息子も出てきて、木登りしようとなる。真一含めて 4人で木登りをする。一番上まで行くと 景色良く気持ちいいー
着替えてこたつに入ったら、真一がヒデさん手伝ってというので外に出ると 燻製をしているドラム缶に煙突をセットするみたい。
もう暗く良く見えない状態の中 そこに行くと、家の裏から女の子が入って来た。
「あれー ヒデさん 久しぶり~」なんとその人はミホさんでした。
このブログの初回2014年のサスティナブルスクールでお世話になった大切な古い友人。
良くサスティナで夜お風呂おわってからみんなで飲んでいる時に付き合ってくれていたな(^^)
彼女は今 近所に住んでるみたいで 燻製を作る道具を借りてここで燻製を作りに来たそうです。
久しぶりに体を動かす仕事をして感じたのは、お腹が減るという事。
修子さんと美幸ちゃんが夕食を作ってくれてとってもおいしかった💛
美幸ちゃんの旦那さんも自分で事業していてウルトラマラソンが好きなかなり独特な人みたい。
是非会いたいです。
実は昨日会った瑞樹がこの田んぼの話を聞きたいと真一に話したら、
是非連れてきて下さいと
美幸ちゃんに このブログのURLを教えたら、真一はかなり長くて普通の人は全部読めないから
僕もそう思う読むのは変人だと言いました。(だってほぼそうだから)
(翌日 美幸ちゃんから 全部 読破したと連絡来ました。この子は見込みがあるね)
修子さんの出してくれたチーズがとても美味しくて、ワインを飲みたくなったけど車だから我慢しました。
泊ったらと言われたけど、明日は、出社日なので泊るわけにも行かない。ビールもワインも飲みたーい
最後はみんなで車まで来てもらい別れました。車を出すと真一がしばらく走ってきたりして!
帰り道は、久しぶりに自分の故郷に帰って来たみたいで幸せでした♡
玄米の収穫
夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡
秋なのに、この俳句を思い出す。
荒地から田んぼを作り、田植、稲刈りに格闘した田んぼ。戦いが終わった跡地を見ていると、そんな芭蕉の俳句がぴったり感じられます。
今は、気持ちの良い秋晴れの中、そよいでいた稲も無く静かな状態。感無量です。
2015年11月3日に全て刈り終った田んぼを見ていました。10月は仕事の忙しさとドイツに長期行く事になり、まったくいすみには行けなく、やっとこの日、いすみに来る事が出来ました。ドイツはいろいろな楽しい事、素敵な再会がありましたが、それは別で書きますね。
この10か月の事が走馬灯のように思い出しました。
1月の荒地だった時、最初に見学した仲間のアコちゃんとケンGと3人で、大き目のワゴンを借りて東京から三人で車で来ました。
何故大き目のワゴンかというと、この田んぼでの刈取られた稲が、脱穀、乾燥、籾摺りを終わらせた玄米になっている為、それを運ぶからです。
一人で来るより、アコちゃんとケンGが一緒に来てくれると、楽しさ倍増です。
東京の渋滞を経て、5時に起きて玄米を炊き(前日から水につけてました)、みんなで食べるお結びを作り、車を借りに行き(早朝営業している場所は遠いのです)7時に東京を出ました。
何とか9時前に到着し、鶴淵一家に挨拶。
鶴淵一家は、今日 マーケットに行くので、朝に米を受け取ります。
真一、修子さんとお子さん(もう赤ちゃんじゃないかな?)、真一のお母さん
全員に挨拶をしてお米を受け取る
お米の保管庫から車の荷台に米を運ぶ。一袋30kgを何往復も!
全部で何キロなのかな?数えて見ると30kg6袋と20kg1袋。
計算して200kg!!!
実際の僕の田んぼは一反まではありません。
8畝(はっせ)1反の8/10
1畝(いっせ)で無農薬無肥料でうまくやって30kgの収穫目標だとすると
8畝で240kgの収穫目標。
目標には届かない200kgですが、初めてでほとんど取れない可能性や、途中で困難な時に諦めたら0の可能性もあった中で、初年度200kgは大したものです。
(自分でいうのもなんだけど拍手~パチパチパチ)
あと少し収穫量を伸ばすとしたらと今年の課題を3点 真一に確認しました。
①田植えの時期が少し早かった。(僕が5月都内のお祭りで空いてないので、連休に強行してしまった事)
②長雨の影響
稲刈りの時期が早かったのでくず米が多くはじかれてしまった。
③中干しの不足
田んぼを乾かす事が出来てない為、歩く事が困難で、人を集めてイベントしても、一人で一日刈っても刈りきれず、土が乾かないので、機械も入れられず、刈り終えたのが、10月までかかってしまった。中干しの重要性、中干し出来てない時の稲刈りの大変さを理解してなかったのもあります。中干しのタイミングをもっと気をつけなくてはなりません。
など反省点は、ありますが、
200kgは凄い量!
無農薬、無肥料で田植え以降は、月に一回来ていただけですよ~
見て下さい。
この無農薬、無肥料で育った玄米!!
最近 出張が多く、家で食べられる事が少ないので、この200kgはとてもプレッシャーです。
いろんな人に配らなきゃ!
大きな車で来てよかった。3人で来て、200kg積んでも余裕がある。
この収穫祭をどうするか話したかったが、今日は鶴淵一家がマーケットに出品するので、これから出かける。
なので話し合いは後日、メールか電話でとなる。
その後、出発までアコちゃん、ケンGと3人で刈り終った田んぼを見て回る。
まだ古代米が残っている、次やるとしたら、古代米をやりたいななど話す。古代米は香も良く、せっかく作るなら希少価値があるかも
収穫の時期が遅い古代米、農家が一番忙しい時期とずらせるのも利点
これで、今日の田んぼの仕事は終わってしまった。
毎回、いすみに来ては 朝から夜までくたくたに、泥まみれになって働くのに
今日は田んぼの周りを歩いて車に米を積んだだけ。
じゃー今日は後は観光だ。天気もすごく良いし。
アコちゃん、ケンGと一緒に3人で、今日は後は観光をしよう。
こんな日があってもいいんじゃない?
鶴淵一家と記念写真を撮り、真一の運転の後をついてマーケットに行って見よう。
んっ???マーケットというので、市街に行くかと思ったら、ずいぶん人気の無い道をいくな。
こんな方にマーケットがあるんだろうか?
すると突然見えてきた大きなビニールハウスみたいな建物
ハーブアイランドだ!
特設の駐車場に入れるとそこでの案内のかかりをしていたのは、ブラウンズフィールドのミホさん。
当初から田んぼの応援してくれていた人だ。
ハーブアイランドは、過去に僕の大切な思い出の場所。こんな近くにあったんだ!
ここで房総スターマーケットを開催している。
胸が痛い思いで中に入ると、過去に見た静かな風景とは違い、お祭りのように活気あるまったく違う風景
まったく違う景色に、僕の心も和らぐ。
アコちゃん、ケンGと一緒に中に入る。
真一が他の人と共同で店舗を出し、お結びを売っている。
少し歩くとなんとブラウンズフィールドのお店。
僕がいすみで田んぼをやる最初のきっかけになった人達だ!
初めて真一の家に連れて行ってくれたカヨちゃん、途中で見に来てくれて応援してくれてるデコさん。
懐かしい人達がいる。
歩いているとカトちゃんにも会う。
その他、田植え、稲刈りなどに参加してくれた人達に次々に会う。
まるで、収穫を受け取った僕の為のパーティの様だ。(本当は違うのに)
マーケットに来てよかった!
マーケットを後にしてアコちゃん、ケンGを送って帰るのに、アクアライン経由で帰る事とする。
一度見たかった木更津のアウトレットに立ち寄る。
沢山のブランドのお店が並ぶが、少しも心がときめかない。昔はアウトレットショップが楽しかったのにどうしたんだろう。
さっきの房総スターマーケットの方がとても心が躍った。
自分の価値観の変化かな?それともお金持ちじゃ無いからかな?
なんて考えて、何も買わずに高速にもどりアクアラインへ。
実は東京湾横断道路は初めて。なので、とっても楽しみ。
海ホタルに絶対行こうとお願いして、3人で海ホタルで休憩。
天気が良く絶好の夕日が見えました。
アコちゃんとケンGがいるからこんな楽しい観光が出来たな!
一人で車運転しても、アクアラインなんて載らなかっただろう。
二人に感謝!
二人を送り届け、自宅のマンションに戻り、米200kgを車からエレベータを使って運び込む。
途中で会った住民は、何も質問せず、開のボタンを押し続けてくれたが
どう思っているのかな?
レンタカーを返して、今日の仕事は終わり。
今日は一日 楽しかった。
夜は真一と収穫祭の事や今後の事を打ち合わせを行う。
最近は仕事が忙しく、一人でやるのは限界。もっとグループを組んでやる事の相談をするが
話が終わらなく夜まで話しました。
今日も朝早かったから眠い。
しかも明日からまたずっと九州へ出張。
始発の飛行機に乗る為、4:30には起きないと!
これから2週間は東京に帰れない。
田んぼを始めた当時はこんなに仕事が忙しく無かった。
仕事の状況も変わり、出張が多いと今年の2月,3月,4月みたいな動きは出来ない。
月一回も動けない時も出てくるかも知れない。
来年をどうするのかが悩みどころです。
でも当面の解決しなければいけない課題は、200kgの玄米を誰に配るかです。
欲張りすぎたいじわる爺さんみたいです。
一人稲刈り
束の間の晴天 稲刈の日
9月5日土曜日 とうとう稲刈りの日がやって来た。
全体的に見るとこんな感じ
竹が全然足りない。