ビニールハウス敷地作り
今週は、25日(水)にカオルが企画した真一のお話し会ワークショップを行った。就農して自然農をやっている事を題材にだが、真一がわざわざ東京都中央区までおにぎりを持って出てきてもらった。僕は会社のプロジェクトが山場を迎えていたのだが、前からの約束の日だったので、定時後に裏方の手伝いを行う。農業に興味を持った人達がつながったみたいで大成功。
僕は、会の終了後、会社に帰って朝まで資料作り。この徹夜が週末まで持ち越している状態で、28日の夜も別の出来事があったから2月29日(土)の朝早く起きるのは辛かった。(28日の出来事はいつか書きます)
ただ大変なのは、真一も一緒。
今週、真一の様子を聞くとビニールハウスの敷地作成や、いすみの自然農の農家の若手の筆頭なので、市のシンポジウムの発表があると用意や、早く種を作らないとと追われている様子。水路作成の挨拶なども行けてない様子。
田んぼで真一にやってもらわなくてはならないのは、水路の挨拶と耕運機。水路を完成させて、畦を作る。今迄の荒地は固い所が多いので、今回は耕運機で耕してもらう。耕運機は慣れない人がやってハマってしまったりしたら行けないので、真一にやってもらう。そうしたら、水路掘りと畦作りは自分で出来る。
2月29日(土)いすみに向かう電車やバスから田んぼの景色を眺めながら、みんな立派な畦があるなーと思って見てた。今日は何をやろう。まだ田植えまでは先である。今は真一の心配毎を減らす事が一番大事では無いか!なら
①一緒に水路の挨拶に行く。
②ビニールハウスの敷地作りを手伝う。
③種作りを手伝う。
この3つだ!
着いたら、修子さんのお父さんが来ている。確定申告のアドバイスをしている様子。僕は自己紹介がぎこちない。
修子さんのお父さんも今日は手伝う事になり、3人での作業となる。
まず真一が草刈り機のナットがつぶれている事を修子さんのお父さんに相談する。会社でエンジニアだった修子さんのおとうさんが、いろいろ挑戦している間に、まずビニールハウスの候補地を見る。ビニールハウスを建てるのは業者が行うが、その前に更地にしておく事が条件みたいである。11日は業者が来てしまうそうだ。
現地を見ると敷地にかかる小屋を解体し、大きな木を切っていて、その根を取るためにユンボで周りを掘っている状況はわかった。ただまだ更地にするには、とても大変そう。
まず一番困難を極めている一番大きな木の根っこを取る事にする。樹齢何十年の杉で巨大な根(田んぼにあった根が犬だとすると象くらいの大きさ)、その大きな木が隣通しで2本はえて根でつながっている双子の2倍の大きさ、敷地の一番端で、ユンボが入りにくい場所と複合する条件が重なっている。
まず本体も大きいが、そこから周りに伸びている根も太い。それを取ったり、切ったりしないとユンボでもビクともしない。シャベルで周りの伸びている根の周りを掘り、シャベルが入らない場所は、バールをつかって根を出していく。
根が出たら、それを切断。細いのは鋸を使い、太いのは電動ノコギリ。電動ノコギリは、家庭用なので、チェーンが緩んだりトラブルが出る。そこを修子さんのお父さんはエンジニアなので、修理、調整したり、チェーンの刃を一つづつやすりで磨いたり。頼りになるゥ!
全ての根を出せないので、それを周りの伸びている根を切断して何とか動くようにしよう。3人で作業したが、動く気配が無い。
まず双子の一つを切り離し、一つの根を取ろう。
3人でそれに専念する。
12時のサイレンがなるが、まだ一つ目がユンボでも動かない。真一が電動ノコで本体の奥まで切り込みを入れる。
これを繰り返しユンボで少しずつゆれ出す。やっと動きだした。更につながっている所をノコギリで切って、やっと完全に動いた。
ユンボで双子の一つを完全に取り除く。
何か全身労働ですっかりお腹が減っていた。肉体労働をすると食べなきゃやってられないのだろう。
13時20分に修子さんも一緒に4人で昼ご飯を食べに近くの蕎麦屋に行く。お腹が減っていたから鶏南蛮の大盛を食べる。食事をしながら、朝聞いたはずの、修子さんのお父さんの名前を忘れてしまっていて、もう一度聞きました。実は作業中、名前を忘れてしまい ずーと「お父さん」と声を掛けていたんだけど、他人の僕がお父さんというのはオカシイと思いながら、作業が大変でそれどころでは無かったのでそのままにしてました。と話したら、確かに可笑しいとみんなに笑われました。その後からはちゃんと名前で呼んでます。
大盛食べて空腹は回復!
帰って来てから、双子のもう一つを取る。掘る所は、掘りつくしているのと一つが取れているので作業が楽になるだろうと思い、それを取るのは真一と修子さんのお父さんに任せて、次の栗の木に注目。掘る以前に回りに木がありすぎて片付けないとユンボも入れられない。
ひたすら場所の片付けを続ける。
敷地の端には、切った後の枝が散乱している。昔に切ったものか土にもぐって端だけ出ているものなど探せばどんどん出てくる。結構重たいものもあり、絡んで片付けは大変。小屋を解体した後のトタンや木片、板なども量が多く片付けに時間がかかる。
真一のおじいさんが使っていた植木鉢も沢山あり、この片付けだけでも午後くらいかかってしまった。
そうこうしている間にもう一つの根も抜けました。
栗の木は移植したいみたい。夕方近いけどこれも今日やらないと真一一人では大変。修子さんのお父さんは今日帰る。明日も僕が手伝う事は出来るが明日は雨。今日やるっきゃ無い。
これも真一と修子さんのお父さんで主に対応。僕は片付けを続けて、人手が必要な時だけ参加した。
根が大きい。ユンボも皆で声をかけながら操作して移設の場所へ運ぶ
栗の木を移動でき、僕の片付けもあらかた終わり、移動した栗に水と土をやっているともう暗くなる。
だいたい土が落ち着いた所で、19時頃完了。
大変な木を動かし、片付けをした事によって、かなりの敷地が見えて来た。後は周辺の小さな木を切ったり、動かしたりまだあるのと、高低差がある地盤を平らにする作業をユンボで行わなくてはならない。
それでも今日の作業は、一人でやらせてしまうより3人でやって良かった。
真一が空いた穴をユンボで埋めている。暗くてわかりにくいが、かなり更地に近くなった。
休む前に気になっていた田んぼを見に行く。今週に降った雨で水路が崩れてないかな。と心配だったので、暗い中を行ってみると・・・立派な水路が存在した。
朝 他の田んぼの写真を見せてもらった。もっと立派な畦と水路だった。
そこの水路は、大きく池の役割もあり、水を貯めて戻すなど調整や、刈り取りなどで田んぼの水を抜いた時にも生き物はそこで生きられる。と聞いた。暗い田んぼの水路を見ながら、もっと立派な水路に水路にしようと思った。
帰りは茂原まで修子さんのお父さんに送ってもらった。(彼も帰る途中だったので)かなり世話になってしまった。なぜ娘夫婦の場所にヒデという人物が上がりこんでいるのだろうと心配をかけるといけないので、会社の名刺を出して、怪しいものではありませんと説明したが、通じたかなぁ?凄いいい人だったな。と思いながら茂原から電車に乗る。
午前中は、抜けないかと思ったが、夜までかかって、更地が見えてくる状態まで出来て大満足。なんて考えながら帰宅の途につくのであった。