The way to Rice Paddy Administrator

サラリーマンが、週末活動で、無農薬、無肥料の田んぼを作る実験記録です。

開墾2日目

今日は、開墾2日目 前回の経験からアイテムを2つ追加した。

1.ゴム手袋

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水の中の作業になるので軍手よりも使える。前回は貸してもらっていた。

2.ウエストバック 一昨年の戸田マラソンでもらったものだが、作業中にカメラを持つ為に使用

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とこの2アイテムを追加し、いすみ市へ出発。

実は前回、終わった後も翌日の日曜も体が大丈夫だったのに、2日後の月曜日に「腰が重たい」違和感が続き、ヨガでストレッチしても気持ち良かったが直らずに、普段行かない整形外科の医者に行って見たのだった。

整形外科に行くといきなり腰のレントゲンを撮られたので、重大な問題(椎間板ヘルニアなど)などを診断されなければいいな、とドキドキしていました。結果、骨には問題が無いので、筋肉や筋だろうと湿布を処方してもらいました。この湿布を2日くらい貼ったらすっかり直ってしまった。(湿布って効くんだ!)

なぜ腰が痛くなったんだろうと考えるとやっぱり開墾作業の根っこ抜きが、しゃがんで腰に力を入れてフルパワーを使っていたからだろうと思った。

まあ今日は、後1本の根っこが残っているだけだから、余裕だろう。(これが後でどんでん返しとなる

 

朝9時に鶴渕家に到着

まずは、こたつに入って修子さんが入れてくれたお茶を飲む。

 

真一は、連日のビニールハウス作りでお疲れの様子。

ビニールハウス作りと言っても、作る為の土地を切り開いて平らにする土木工事を独力でしているみたい。男だね〜

まずは、残ってる草刈り、根っこ抜きと抜いた木と雑草を片付ける。

今日は、天気が良く風も無いので、作業日和である。

草刈り機にガソリンを入れ、スコップ持ってカッパと長靴、ビニール手袋をつけ出発!

この田んぼ様長靴は、折りたためて持ち運び、収納に便利程々に安い!

去年もデンマークの広大な干潟でカキ拾いをする為持って行った。買った後片方履いてサイズのチェックをして買ったのに、現地で開けたら両方右

一緒に行ったメンバーにもデンマーク人にも笑われました。

去年の両方右の長靴(デンマークにて)

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今回の長靴

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今回は、お店で買った後直ぐに確認しました。チェックは、大事ですね。

田んぼに潜っても脱げないようにかなりの密着。履くのは良いけど脱ぐのが大変。

鶴渕家に置かしてもらうなら現作業は、普通の長靴の方が良かったかな。

田んぼに着くと前回の完了時の光景のまま残っている。冬で良かった!半月たってもそのままの光景で草が伸びてない。(当たり前だけど)

残った草刈りを真一が行い僕が根っこを起こす。田んぼの角の大きめの根である。前回のラスボス(一番大きな根っこ)と同じくらいのおおきさ!何とかシャベルで掘り出すが最後はしゃがんでフルバワーが必要。まぁ最後の一個だから頑張ろうと抜き終わる。すると真一がまだ刈られて無い反対側に木が見える。背が低くて気が付かなかった。小さな木だろうと行って見るとまたまたラスボスの大きさ。どうやら過去に大きな部分を切った後がありそこからまた生えて来ているので背が低く下は雑草で見えなかっただけなのです。

根から取って欲しかったな。

今迄のラスボスより大きい。周りから掘り、遠くに伸びている根から掘り出し根っこが動く状態になった。しかし重くて一人で動かせない。草刈りやってる真一を呼んで二人がかりで動かす。

 

まだ草刈りは、終わってないが、天気が良く風が無いので先ず大量に切った木を集めて燃やす。前回切った木よりも沢山の木が田んぼの周りにある。過去に切った木みたい。どれだけ荒地だったのかな。燃やすと灰は、とても少なくなり肥料として田んぼに入れられる。

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木を集めるだけで一苦労。燃やしているとカエルがいて見つけると逃げていく。何と火に向かって逃げていくので、真一が何とか捕まえて火と遠い所に逃がす。カエルが沢山卵を産んで増えてくれると虫を食べてもらえるから大切にしたいみたい。

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燃やしている間にお昼となる。

ふぅ〜・・・午前は、根っこ取りと木を集めて燃やすだけになってしまった。

これで根っこは終わったねと真一に言うと「草を刈ったら、切株を発見」と聞き見てみると地面すれすれで切ってある、良く見ないとわからないくらい。枝が無いので、手をかけて動かす場所が無い。

どうして良いかわからずとりあえずお昼にする。

 

火が消えて無いので、交代で昼食をとる。

お昼の豚汁がおかずが美味しい。目刺しと肉、ひじきのあえ物、真一のお母さんが作ってくれたみたい。早く挨拶とお礼を言わなくては。中々会う機会が無いと考えながらも、昼食を済ませて早く交代に行く。

交代してから火を、見たりかき混ぜたりしてたけど切株が気になり、休んでられ無く抜きに行く。

周りを充分に掘り周辺に伸びている根まで掘り起こす。それを抜いた頃に真一が帰ってきた。これでやっと根っこ抜きが終わったと考えていたら草刈りを始めた真一が直ぐに何かにぶつかる。

草に隠れてまた木が合った。これも背は低いが昔に切られた後があり其処からまた生えている。根は、ラスボス サイズだ。今日はラスボスが3回登場かよ!サービスし過ぎだぜ!

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これも何とか抜いて二人で動かした後、小さな根が本当に最後で発見。

簡単にサクッと片ずけてしまった。

やっと根っこ取り完全終了。

うぅ〜何か

腰が重たい。根っこ取りで全力を使い過ぎた。

前回は2日後に出たのに、直ぐ出たのは若いって事?うれしい様なうれしくないような微妙〜・・・

まぁ後は、草を集めるだけだ。田んぼの中に燃え広がらない場所を確保し、雑草を集めて焼く。

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繰り返しの作業だが、段々綺麗になるのがいい。道路側の雑草を片付けると空き缶やペットボトルがでてきた。捨てないで欲しい。

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多分荒地だと捨てられてしまうのだろうと、隅々まで雑草や木のかけらを拾いまくる。きりがない。真一は、残りも刈り終わり、良く刈られて無い所(多分 ヒデ担当の所)をきれいに刈り取っている。刈られた雑草を片付けていると道に軽自動車が泊まりおばさんが降りてきた。挨拶をすると近所のものだけどと話しかけられる。刈り取り機の音がうるさいかな?煙が流れてしまったかな?などと不安がよぎる。おばさんは「仕事が終わったら、2人で沢庵があるから食べにおいで。」と言い残して去っていく。

テレビの田舎番組みたいだ。開墾している作業が珍しいみたいで、その他にも散歩の人が見たり話しかけたりする。僕はなるべく大きな声で挨拶を心がけた。

刈った草拾いは、綺麗にしようと時々細かくなってしまいながら、これだと効率悪いと大物だけ片付けたりの繰り返し。レインコートは股が避けて酷い状態になってしまう。安物だから仕方無いか?これも疲れた腰にはつらい。延々と続く。

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両手一杯雑草を抱えていると向うから、きれいな女性がポットとお菓子を入れたお盆を持って現れてきた。修子さんでは無い。誰???

挨拶をすると何と真一のお母さん。とても若く見える。やっと挨拶が出来た。昼食などのお礼を良い世間話をする。お茶とお菓子をいただきしばし休憩。

3人での休憩が終わってから作業再開。草をあらかた片付けたら、やっと田んぼの平面が見えてきた。きっと最初と比べると凄く変わっているのでしょう。

もう夕方になったが、木と雑草を取る開墾作業は何とか終了したみたい。

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ほっとして、火が燃え尽きるのを待って作業終了となる。

すごく綺麗になった!

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その間に、次回の水路のイメージを聞く。

稲を育てるには、水のコントロールが大事、稲が小さい時には低く、大きくなったら大きさに合わせて水を入れる。田んぼには大量の水が入り、その水は工区毎に管理している。工区の水担当の人に水を入れてもらうが、お風呂みたいに丁度良い所で止められるわけでは無い。とても大量で、田んぼも広いので、入れすぎる場合は水を逃がさなくてはならない。(これも再利用をしているそうです。すごい)

また雨が降ったときに田んぼが水が入りすぎたり、隣の高い敷地から流れ込まないように水路が必要という事がわかった。

水路を作った後は、高い畦(あぜ)を作る事。去年まで作った畦は低く壊れがち。水を貯めるには、高いしっかりした畦が必要。

現在の畦は低いです。

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翌年、冬に不耕起で冬季湛水(とうきたんすい)農法をやりたい僕には必須。田植えまでに水路を作り、高くもぐらに壊されない畦を作る。

真一にユンボを使って水路を掘ったり畦を作ったり出来ない?と邪道の建設業的質問をした。「田んぼがゆるいからハマったりする可能性がある。それを救出するなどしたら、凄いお金がかかるので、やめている。」と経済的な回答だった。

やっぱりこの田んぼは人の手で完成させるんだと再確認しました。

きれいな夕日 暖かい冬の日。今日作業が出来て本当に良かった。

作業は、大変だったけど、のどかな一日だったな!

日が暗くなり、火に水をかけて消し、道具を片付けたら、どっと疲れが出て、真一の家に帰った。

真一のお母さんのおにぎりを食べながら「沢庵食べに行くの忘れた」と思い出した。作業が終わったら、疲れていて、帰る事しか思いつかなかったのだ。後でいっておくから大丈夫と言われたが、何かすまない様な気がした。これからも通うので、また機会があるかな。次は22日に作業する予定です。

今回は鶴渕家が茂原に用事があるので、茂原まで送ってもらい電車で帰った。帰り道は、開墾をやり終えた満足感と疲れで寝てしまった。

家に帰って、風呂に入った後、用心として腰に湿布を貼り、直ぐに寝ました。この記事は翌日かいてますが、またいつもの東京でのサラリーマン生活。朝から打ち合わせ、企画資料作成、外出打ち合わせなどで疲れは残っているけど大丈夫みたいです。肉体労働とのギャップがたまらないね。