The way to Rice Paddy Administrator

サラリーマンが、週末活動で、無農薬、無肥料の田んぼを作る実験記録です。

米の出荷

前回の稲刈りで乾燥機に投入するまで終わりました。米の出荷(持ち帰り)まではまだ工程があります。

その前に、持ち帰る詳細について真一と電話で話しました。

今年の田んぼでは、黒米を育てました。これは、緊急事態宣言の為、田植えが遅くなってしまった事で苗を入れ替えた為です。

実際に食べる時の黒米は、玄米や白米を炊くときに黒米を少し入れて炊くもの。全て黒米で持ち帰ると困るでしょう。という事で。

今回 出荷(持ち帰る)米は計40kgです。

稲刈りした黒米の籾は、全て籾摺りなどを行う作業はしますが、持ち帰る米は、実際に食べる割合で持っていこうという事で、40kgに対して、実際に真一が育てた出荷用の玄米37kgと黒米を3kg持って帰る事にしました。

 

そして11月4日 食べられる状態の米を持ち帰る為にいすみに行きました。参加したメンバーと食べたり、メンバーに配ったりする為です。

今日、僕は午後2時までしか入れないので、朝早く来るという事で9時に到着しました。

着くと、真一と修子さんがヤギを小屋から出して家の隣の草むらに連れて行き、雑草を食べさせている。

この日は、雲一つ無い晴天。とても気持ちいい。ヤギを連れている光景もほのぼのとしていい光景

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今日は籾摺りから色彩選別まで行う。

籾摺りを機械で行うが、籾摺りが出来なくほんの少し残ったり、異物が入ったりするのを取り除き、玄米の状態にする。

玄米で持ち帰るので、精米して白米にする事はしません。

 

ヤギをつないでから、真一と作業に入る。

「作業は、準備と片付けが8割!」という話から始まり、まずは機械の手入れから

機械は、籾摺り機、グレーダー、色彩選別機とあります。

籾摺り機で籾を取りますが、大きさを揃える為のグレーダー、異物を取り除く色彩選別機

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籾摺り機

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グレーダー

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色彩選別機


どれも大型の機械で、それの掃除から始まりです。

前に他の種類のお米を処理しているので、黒米が混ざらない様に徹底的に掃除します。

機械の外せるネジを外して外のカバーを外し、エアスプレーで吹き飛ばしたり、

雑巾で拭き掃除(濡れ雑巾で拭いて、綺麗な白い雑巾で仕上げる)

などを全ての機械で行います。

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カバーを外して隅々まで綺麗にします

機械を綺麗にしたら、飛び散ったゴミを箒とちり取りで片付ける。プロのこだわりを見れました。

これが、黒米を乾燥まで終わった籾です。

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9時過ぎから初めて、終わったのが、11時過ぎ。

ここで一度 休憩

いよいよ本番に入る時にトラブル。色彩選別の黒米の設定がわからなく、マニュアルが見つからない。

帰る時間の午後2時に間に合わなかったら、またにしようかと話すと

彼は、ヒデさんが持ち帰る分の3kgだけ行うならなんとかなる

と奥から小型の籾摺りの機械を持ってくる。

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この機械で籾摺りだけを行う。選別は手で行う。3kgだけならなんとかなる。

それで再びこの小型の機械もまず手入れから、カバーを外して掃除をしてを行います。

そしていよいよ黒米の籾を投入。

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そして籾摺りされた黒米が機械から出てきました。

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くろーーーーーい!!!!!

初めて見た黒米、本当に黒い。(これは、糠層を取り除くと白米になってしまうので、精米しないで食べるものです)

今日は非常にいい天気。気温も11月とは思えないくらい暑くなり、倉庫の中に日が射し黒米は黒い宝石みたいに輝いている。

しかしこの中に籾のままのものが少量混ざっている。

 

真一からの提案。籾摺りをもう一回やるのはどうか?そうすれば、籾が擦れて無いものは大幅に減る。

しかし、米が割れるものも出てくる。

まずは少量テストしようとなり、結果を見る。籾は大幅に少なくなっている。黒い米もきれいなまま。

それで行う事にして、出てきた黒米の中に混ざっているわずかな籾を二人で手で拾って分ける。

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もみを取り除き黒米の選別完了!

 

ここまでやって昼ご飯。

いすみの工場で作っているレトルトカレーがあったと修子さんが買って来てたカレーを食べる。

コスモ食品 牛肉の具が大きくて美味しい。いすみにそんな工場があるんだ。

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昼ご飯食べて、黒米を3kg計り袋に入れる。

 

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黒米 3kg

更に冷蔵庫から玄米を出して来る。

この玄米は『米の貴婦人 ササシグレ』

これを37kg計って出荷(持ち帰り)の準備完了。

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これらを車に詰めて、挨拶をして帰る。

帰りの車の中も雲一つ無い良い天気。いすみの田んぼと背景に広がる山林がとても綺麗でドライブとしても良い日でした。

早くみんなにこのお米を食べてもらいたいです。

2020年 稲刈り

10月20日 水曜日 稲刈り 天気予報通り晴れた!

今日は早めに作業をするという事で9時過ぎに真一の家に行く。

 

彼は既にコンバインの用意をしている。やる気マンマンです。

今日 手伝いに来てくれている人がいた。僕より年上だが、若い!

サマー(Summer)さんです。

 

コンバインにセットする袋の中をチェックします。他のお米が残ってない様に

確認したら、さっそく田んぼに向かいます。真一はコンバイン、サマーさんは、軽トラ、僕は歩いて田んぼに行きます。

雲一つない晴天。まず稲のチェック。ぎりぎり大丈夫でしょう。

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まず私達のとなりの田んぼから、サマーさんと僕で歩きながら、コンバインが入れるか確認していく。くるぶしくらいで、沈まなければOK.

沈む所は先に刈ってわかる様にしていく。

5年前の膝まで沈むぬかるみの中、稲を手で刈った時は、みんな歩くだけで大変で稲刈りどころでなかった

に比べたら、全然固まっている。

真一が水抜きして田んぼを乾かしてくれたからだろうな!感謝です。

 

それを確認しながら、真一がコンバインで入っていく。

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コンバインは魔法の機械 昔の人が見たら腰を抜かすだろうなー

なにしろ凄い。

稲を刈っていき、袋にはもみだけが入っていく。その他のものは、田んぼに撒かれていく。

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ほんとに凄いよ。

Damienも来て稲刈りの様子を見ている。オーストラリアにこんな機械はあるのかな?

隣の田んぼは、稲の間に雑草も生えていて、これがあるとコンバインに混ざってしまうので、先にとってました。ここはこれが多かったです。(僕たちの田んぼは無かったです。)

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先に抜いた雑草。持っているのはサニーさん

隣の田んぼは

沈む所が少なく、1時間くらいで刈終わってしまいました。

よく見ると方向転換する場所が一番どろどろになっている。運転が下手で方向転換をやり直したら、スタックの危険があったかも知れない。

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真一の運転はとても上手かったです。

最後に、手で刈った稲もコンバインにかけて、もみを入れた袋を軽トラに積み込んで帰ります。一つの袋は20から30kgでしょうか?気合入れて運ばないと重い!

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二人が軽トラで戻って、

僕は現場の写真をとりながら、田んぼを眺めてました。

Damienの家のにわとりが歩いてくる。なんかほっこりする光景です。

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もどったら、その袋は再利用する為、袋からもみを全て乾燥器に投入します。乾燥器はとても大きい機械。

もみを入れた袋を軽トラから運び乾燥器に投入します。

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全て終わったら、袋の中をチェックしてまず隣の田んぼ終了。

 

少し 休憩してもサニーさんの話を聞く。とても面白い話が多く、経験も豊か。

 

そして もう一度田んぼに移動する。

Damienも見に来ている。

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いよいよ私達の田んぼ。サマーさんと二人で歩いてチェック。

となりの田んぼより沈む所が大きい。稲を手で刈りながら、あぶない場所をわかる様にして手で刈っていく。

そしてコンバインが避けて刈り、その余った所をサニーさんと僕で手で刈っていく

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コンバインが入り、円状(ちょっと三角)に刈っていく。

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袋が満杯になったら、僕が行き軽トラまで運ぶ。

 

これをひたすら繰り返して行く。スタックしなかった

最後の一列を刈り込む

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手で刈った稲をコンバインにかけて、山になった稲の残骸を田んぼに均等にばらまく。

コンバインから最後の袋を取り外し、軽トラに積んでサニーさんが戻る。

真一もコンバインに乗って戻る。

こうして稲刈りは終わりました。

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もみの入った袋を、再び乾燥機に投入する。

大体1時ごろで終わってしまいました。

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今日の作業が完了した後の3人の写真

今日は真一も僕も夕方予定があるので、早めに解散として昼ご飯は食べずに解散。

最後に、サニーさんを囲んで話をするが、彼は、機械にも通じて、真一の壊れている機械をどう直せばいいとか話、更に音楽、大型バイク、などいろいろな事に精通しているみたい。

今度 遊びに行かせて下さいと話して別れてきました。

 

今まで凄く大変だった稲刈りでしたが、水曜だけ晴れてくれて、稲を刈れた事にとても感謝です。

コロナの緊急事態宣言に始まり、雨に悩まされた米作りでしたが、2020年の収穫も終わりました。

結果良ければ全て良し!

無常の雨 と 夏の思い出

2020年の10月の前半はひたすら雨が降ってた様な気がします。

 

田植えが緊急事態宣言明けの6月だったので、稲刈りも遅く9月終わりか10月初めで調整しようと真一と話していました。

そして参加者と調整の上10月10日土曜日にしました。
その前の週台風が発生し、関東地方に向かってきました。雨も降り続きます。

天気予報を見てましたが、10日がもっとも千葉県に近づく日となりました。これほど毎日雨で、当日は台風の大雨。

私達のたんぼは、ぬかるみが大きく、雨が降り続くと歩くのも困難になる中、稲刈りや竿に干すのは、大変な重労働になってしまいます。

5年前の体力がある時でさえ、途中で竿ごと泥の中に倒れてしまったり大変な思いをしてました。

ましてや台風 これは中止しかありません。

 

 

延期を再度調整して、1週間後の17日土曜日にしました。

もう稲刈りのぎりぎりの日です。この日は多少の雨でもやろうと!

ところが、この週はずーと雨、しかも17日は一番の大雨、気温は12月並みの10月一番の最低気温
手伝いたいという子供のいる家族もいたのですが、風邪を引かせてしまうと大変なので、中止宣言をしました。

17日は、2週続けてこの調子で すっかり気落ちしてしまいましたが、主催者としてこれで諦めるわけにはいかないのと午前打ち合わせに出て欲しいと頼まれて、雨の中ですが、一人でいすみに向かいました。

一人でできる事や10月初めの予定が中旬以降になってしまったのでしっかり打ち合わせしないと

真一の家に着くと、20代の若者二人がユウヘイ君とトモちゃんが来て、田んぼのコミュニティを来年以降どうしていったらいいかをお昼まで話し合う。

若い人の考えは新鮮だ。どう作業をシェアしていくかを考える。組織に属したり、ものを所有する自分の世代とは違う!

 

打ち合わせ終わってから真一と二人でくつろぐと 寒い雨の中外に出る気がしない。

「ヒデさん 顔が疲れているね」と 今週はいろいろ忙しかったので、疲れているのを見抜かれました。2週続いて雨になってしまったがっかりもあります。

今後の天気予報を見ると来週もずっと雨だけど21日水曜だけ晴れ この日にやるしかない。

水曜だと誰も応援はもらえないから真一と二人になるかも知れない。

真一の作戦を聞いていた。

あの田んぼは一度水を抜いて乾かしたけど、非常にぬかるんでいる場所があるので、機械を入れるのは怖い。一度スタックするとそこから抜け出すのに1日がかりになってしまう。

しかし、2人で手で稲刈りはとても終わらない。

よって稲刈機コンバインを入れ機械で刈る。

その場合

1.ぬかるんでいる場所を事前に確認し、危ない場所は手で刈る。

2.出来ればもう一人くらい揃えてスタックしそうになっても手伝える様にする。

(一人っきりでぬかるみが深い所だと本当に不安で出来ないそうです)

 

なお手刈とコンバインの違い

 

手刈の場合

1.竹を集めて、稲を干す為の物干し台みたいなものを田んぼに作る。

2.刈る(手で)

3.刈った稲を束ねて縛り、物干し台につるす。

ここまでが当日できる作業

3.5 乾いてから、運ぶ

4.脱穀(もみを稲から取る)

5.選別(不要なゴミともみを分ける)

6.更に乾燥器にかけて(湿ってるとカビてしまう)

7.籾すり(もみ殻を取る)

でやっと玄米になる。

白米にするには、更に

8.精米(ぬかと胚芽を取り除く)

をする。

 

それがコンバインの場合。2.刈る、4.脱穀、5.選別を一気にやってしまう。

物干し台につるすなどの作業が省ける 魔法の機械なのだ。




そこまで話したら、寒さと雨でもうその日はやる気が無くなってしまいました。

5年前 ここの田んぼを作った時は、真冬でも雨が降ってもへっちゃらだったのに、当時の元気さが信じられないです。

真一が「今日は温泉行こうか!」と。ナイスな提案をしてくれて すぐにのってしまいました。

やぎのえさをやってから行くという事になりやぎの餌をとりに行きました。

雨の中かっぱを来て、近くの畑の隣の雑草を取りに行く。つる状になった草を沢山とってました。これがやぎは好きらしい。

 

一応 田んぼの様子を見て来よう。

田んぼを見ると雑草がまるで生えて無く、稲も倒れて無く、黒米が実っています。

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10月17日の雨の中の黒米の稲の様子


ブログに書かなかったのですが、夏に雑草取りをした甲斐がありました。

今年の夏は、コロナの為、千葉の海水浴場は全て営業停止 海岸近くの駐車場はロープが貼られて停められなくなってました。

 

夏にも海水浴を兼ねて子供たちが遊べて雑草取りもするイベントを考えていたのですが、東京の感染者が増える中、イベントを中止にして、一人で来て雑草を刈ってました。

水の調整が利いていて、かなり雑草が少なく良い感じでした。

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7月の様子

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稲の間には草がはえてない。(僕たちの田んぼ)

あぜや周りは相当生えていたので、手や草刈り機で刈ってました。
Damienも草刈り機で手伝ってくれて、かなり助かりました。

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Damienの自走式マシン

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右が除草剤を使った畔


夏の雑草取りも貢献していると思います。

この時の草刈り機は田んぼの畔を刈れる様に斜めにも刈れるすぐれものです。

日本の機械メーカーはいろいろなものを作っているんだと感心します。

ただしいろいろな斜面 障害物を避けなくてはならなく、力を使います。ヒデさんはかなり斜面を追い込んで刈ってくれたと言われましたがかなりくたくたになりました。

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あぜの草刈用マシン

 

 

他の田んぼもついでに雑草を刈ってみた時の写真です。

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あぜ道 草刈する前

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あぜ道 草刈した後

また真一の田んぼは無農薬なのですが、除草剤を使った所は畔の様子がまったく違います。

夏は草刈以外は、海水浴もバーベキューもしなく後半から雨ばかりで終わってしまった気がします。コロナの中の寂しい夏でした。

話は10月に戻って せっかく来たのだから田んぼのパトロールに行きました。

田んぼを見に行く時、作業はしないので油断して、普通の運動靴で行ったら、途中のぬかるみにくるぶしまで埋まってしまいくつもズボンもびっしょり泥だらけになりました。

冷たい雨にも濡れながら、やぎの餌を確保しているほんの15分くらいで冷え切ってしまいました。

ただ山羊は、この草をむしゃむしゃ食べる。かわいいー

人間には必要の無い雑草を食べるやぎ。食べている姿が不思議でした。

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身体は冷え切ってまま車に乗って、九十九里の方にある温泉に行きました。

露天風呂に真一と二人でつかりながら、長話をして身体はすっかり温まり、疲れもとれました。

 

温泉を出て真一と別れて車に乗り込み週間の天気予報をもう一度確認する。

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10月18日 日曜以降のいすみの天気



火曜から曇りになり雨が止み、水曜は晴天 この2日間で田んぼの水も抜けてコンバインが入れらるといいなぁ

冷たい雨の中を車で走りながら晴れる様に願ってました。

田んぼの中の森

今週 草刈に行った時にデジカメを忘れてきてしまいました。
田植えに参加したみんなにしっかり育っている様子を届けたかったのですが、
今回は写真が無く 報告を短くまとめます。

 

真一の家についたら、子供が一杯 学童保育みたい。
子供の相手をしていたら、みゆきちゃんがやって来た。

ピンポイントで僕が来た時に現れるみゆきちゃん。
要件はテレビ撮影

修子さんとみゆきちゃんの醤油作りを撮影している間
子供と遊んでました。

それが終わり、コミュニティ田んぼのチェックをしたら
・水がしっかり溜まっていて雑草が抑えられている。6月末に草刈したままであまり生えてない
やっぱりこの前に丁寧に草刈したのもありそう

周りの田んぼに比べると背が低いけど、周りは5月に田植えをしていて、僕たちの田んぼは6月にしたので当たり前
それでもしっかり育ってます。

何もしなくてもいいのを確認すると真一がもっとも草が大変な田んぼがあるからそこを手伝ってと言われる。
今後の経験の為にもいいと言われました。

ついてみると水の無く地面が出ている所は、雑草と稲がまざりあっていて
田んぼの中の森になっている。
よって機械や道具は使わずにひたすら手で抜く。

そこにいたのは、やすさん。彼が大分進めていた。彼の隣に並んで抜き始める。
わかりにくいのは、稗(ひえ)。稲と同じみたい。見分け方を聞くが(稲は根元に白い粒がついている。刃の固さなど)選別が難しい。

全然区別できない。
ヒエ~~

間違えてはいけないと時間をかけていると やすさんが1往復する間に片道しか進まない。
スピードも考えなくは 

やすさんといろいろ話をしながら雑草を抜く。一人でやるよりも楽しい!
彼が休憩に入り木陰に横になった。僕は遅れて始めたから休憩取らなく続けていたら、しばらくして もうそろそろ休憩したらと言われる。
そう言えば喉が渇いている。ペットボトルは木陰に置いてある。
この列が終わったら休憩と決めてやるが、丁度 森の部分になっていて、全然前に進めない。
やっと列終わり、休憩して水を飲む。また作業に戻り二回目の休憩していたらお昼になりました。
お昼を食べて、もう一度現場に戻り、やすさんと大変な田んぼを一通り抜き終わりました。
途中 雑草をつかむ手のひらが疲れてきて、二人で疲れたー 手が痛い と言いながら。
15:30に終わり戻ってきて、泥を落として、シャワーを浴びた。

真一は別の田んぼに行ったり、撮影があったりと忙しい。
17時半にDamienの所に行きました。Damienもテレビ撮影があるみたい。

真一 修子さん、みゆきちゃん。Damienなどいすみでも取材の甲斐がある人物ばかりなのだろう。
Damienの所でバーベキューをごちそうになり、戻って修子さんにご飯をいただき、話をして帰りました。

今回 デジカメが無いので、デジカメが戻って来たら書き直します。

今もキーボードをうつ手のひらが疲れているのを感じます。

田んぼの中の森の雑草刈という一番大変な所を経験して勉強になりました。

生き物が循環する田んぼ

無農薬の田んぼの草取り

6月7日の田植え以降、稲が伸びるまでに 2回は草取りをしたいと6月23日と7月5日に決めておいた。
今日6月23日は、平日なので僕だけで草取りを行います。

事前に真一から
「深水保っているので、草はかなり抑えられています」
といううれしい連絡

これは一人でも大した作業で無いかも知れないと思って
この日は、10時に行くと連絡する。

早めに行ったら9時半についてしまった。
修子さんと8月の一泊をどうするかなど話をしていると真一が帰ってきた。
腰の調子が悪いらしい。
実は僕はマッサージが得意です。昔 空手を習っていた時に、技は習得出来ませんでしたが、マッサージを覚えました。
(空手で一番大変だったのは、柔軟体操です。特に又割りがきつかった・・・)
早速 真一に寝てもらい 得意のマッサージでほぐす。
いつも力仕事をしているので、彼の身体はぜい肉が無い。

マッサージが終わったら、何か視界が広がった気がする。

と話してました。

二人で早速 田んぼを見に行くと いつもの草一杯の横切る場所がきれいに刈り込みされている。
畑として使われるかも知れません。

田んぼに着きました。
なるほど~ 水が一杯で雑草が生えてない様に見えます。

一回り歩いたら、端だけ雑草が生えてます。

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真一から説明される
「水を一杯にしていると雑草が生えにくくなりますが、ザリガニが増えます。水を少なくするとザリガニが抑えられますが、雑草が増えます
今後 どちらにしますか?」
ザリガニは、稲を切ってしまう。今も少し切られた後はあります。しかし全体に雑草が生えるとその管理の方が大変なので
二人で話し合って、水を多くして雑草を抑える方針で今後も進める事にしました。

この真ん中の田んぼは、上の2つの田んぼからの水が流れてくるので、多少の雨が降らない期間があっても
水を保ち続けます。

周辺に生えている雑草を取るだけなら午前中に終わるので、午後は上の田んぼの雑草とりをしようと決めて雑草取りに取り掛かりました。
足袋を履いて田んぼの中に入る
昨日までの雨が上がって、今日は曇りだけど気温が高く、水も冷たくなく気持ちいい。
ここは、雑草を除く水田除草機は入れられないので、全て手で抜いていきました。

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蛙が泳ぎ、水蜘蛛が逃げる中を雑草を抜く。やはり稲より背が高い雑草は抜きたくなります。田んぼが綺麗になりだすと、優先しなくていいと言われた稲から離れた端も抜きたくなり最後は、全て抜いてしまいました。

 

その間 真一は、畔の雑草を機械で刈ってくれたので、雑草がとり終わった田んぼは本当に稲だけの綺麗な田んぼとなりました。

 

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農薬を使ってないので、この手間が必要です。

昼になったので、休憩で戻りました。
修子さんが、かえって来るまでいろいろ二人でいろいろな話をしてました。

印象的なのは、彼にとって、今回の田んぼを含めて、上下の田んぼは貴重な田んぼだと語ってました。
今まで機械があまり入れたくない(柔らか過ぎて)田んぼでしたが、それが良い話でした。
完全な排水が出来ないので、冬も水が残り固い地面が出来ない。
他の田んぼよりは、排水が良くて冬は乾田となり固い地面になる。そうなると水で生きていた生物は一度死んでしまう。
この田んぼは、冬の間も生き物が生きたまま一年を循環している貴重な田んぼなんだ。
だからこの田んぼを守っていきたい。

なるほど、排水が完全に出来ない不完全さがいいんだ!勉強になります!

確かに冬に渡り鳥が訪れる様な場所でした。

僕が彼の足裏マッサージをしている時に修子さんが戻ってきて、その仲睦まじい様子にあきれていたかも知れません。

二人で昼ご飯を食べて午後の作業
上の大きな田んぼを見ながら説明を受ける。
半分まで水田除草機は入れてある残り半分と手前の横に植えている所を草刈を行う。
説明したら、彼は別の用事で戻り一人での作業を始めました。

この田んぼは最初に私が開拓して思い出深い田んぼ。深い所と浅い所が不均一にあり、浅い所にかなり雑草が生えているのが見える。
水田除草機を教して行くが、稲の間の雑草は取れない。あまりにも大きくなったものも取れないので手で抜いていく。
午前中に手で抜き過ぎた為、握力が無くなってきている。

雑草が多いので、押すのに力がいる。天気が晴れてきて暑い、汗が流れる。
しまった水を持ってくるのを忘れた~
途中で出るのもいやで続けていると喉が渇いてきて限界になってきました。やばいかも・・・

そこに、Damienが友達と散歩して来ました。
Hi Damien, Do you have a water?
と声をかけると
ジュースか水か、聞いてきて
水と答えると、ソーダ水か水か聞かれたので、
Only water
でお願いすると待っててと 家にもどって行きました。

Damienの庭に行き 待っていると なんと 水差し一杯に、氷が一杯入っている水を持ってきてくれました。

何と親切な人なんだ!!!
コップくらいを想像していたので、期待以上の差し入れに感謝です。

彼は、近所の外国人の友達を集めて、またバーベキューをしていました。
水を飲むだけだった僕も中に入りました。顔も服も泥だらけの酷い恰好で

冷たいたっぷりの水を飲み続けて、勧められるがままバーベキューも一つ頂きました。
オーストラリアのバーベキューは一つ一つがBIGです。

このまま休憩したい、ビールを飲みたい気持ちを抑えて、残りの作業に戻る。
真一も戻ってきて、草取りが終わった畔を修正していく。

水田除草機を押しての除草をしながらそれで取れない稲の間の雑草は手で抜いてました。
それらが終わり、最後に田んぼの周りに残った草を手でとってました。

ここら辺は成長と関係無いかもしれないけど、何か綺麗に仕上げたくて・・・

全ての作業が終わり田んぼを眺めたら あぁー綺麗 素敵

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上の田んぼも綺麗にしました。


肉体労働の達成感はいいね。
みんなで植えた苗も順調に育っています。

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みんなで田植えした田んぼ

身体を洗って、着替えて真一と話していると尋ねてきたのがみゆきちゃん。新しい命が育っています。前回より少し元気になって良かった。3月に一緒に作業していた時には想像もしていなかったです。修子さんと同じく、僕が訪問すると新しい命が生まれるかも

綺麗な田んぼを思い出すと帰る車の中でも何か達成感がありました。
お風呂に入ってベットに入ると 手の草刈で握った手のひらの疲れがしびれるくらいで、疲れているのに中々寝れない。
目をつぶると草を抜いている景色が浮かんでいました。
身体を回復させる為にプロティンを飲み 排水が不完全の為、生き物が循環する田んぼの夢を見ながら眠りました。

みんなで田植え2020

コロナウィルスでいつまで続くかわからなかった緊急事態宣言が5月25日解除となる。
それでも世の中は元に戻る事は無い。ソーシャルディスタンスを保ち、三密(「密閉」「密集」「密接」)を避けながらSTEP1に移行する。
ステップ1は50人以下のイベント開催が可能となった。
これを受けてみんなで田植えをするのを6月7日 日曜日に設定する。これがぎりぎりの日。この日が駄目なら今年の田植えは諦めるしか無い。
その時に真一には余裕持ってもらう為、彼の田んぼを手伝う為
5月24日 緊急事態宣言が終わる前の日に田んぼの手伝いに行きました。
午前は手押しの除草を行い、午後は、機械での田植えの手伝い。ビニールハウスから苗を軽トラで運び田植え機械に受け渡す。
田植えの機械を見ていて、本当に日本のメーカーは凄いなと感心しました。
田んぼのぬかるみの中を進んでい、狭い田んぼで切り返しができる、一定の間隔でそこに田植えをしていく。
あれ程 泥だらけになっても壊れない耐久性。
もちろん真一の機械の操縦も上手くなければ、一定間隔で隅々まで植えられない。職人技に見え関心してみてました。

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そして6月7日の前の週
1週間前の天気予報は、7日は雨。しかもその日だけ気温も低く寒い。
なぜその日だけ寒い予報
参加者からも問い合わせが入る。寒くて一日雨なら中止にしよう。
子供も来るので、このコロナの時期に風邪をひいたら困る。
何より、今回の参加者のほとんどが都会の人。田植え経験など無い人が多い。
寒くて雨でつらい思いをしてほしく無い。楽しい経験をして欲しいな と考えてました。
ただ約束しているので僕だけ行って雨の中植えてこよう。
緊急事態宣言もあり今年はうまく行かないという気持ちで4日木曜は気分が落ち込んでました。
ここの所雨が降らないのに、なんでその日だけ雨なんだーー
5日金曜になり天気予報が動いて来て雨が午前で止みそう。ただ気温が低い、まだこの予報がどちらに変わるかわからない。雨が長引いたらどうしようと思ってました。

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雨が降りませんようにただ祈るだけ
 
そんな中でも真一から連絡。
「田んぼは周りだけ耕運機を入れてトロトロにしているが、真ん中は不耕起で固い 苗の植え方が変わるけどいいか?」
 ⇒大丈夫 おまかせします。というか耕運機と不耕起とどう成長が違うのかが見れて面白そう!
「6月に植える苗は黒米になってしまいます、大丈夫か」
 ⇒大丈夫 おまかせします。というか普段と違う米でおもしろい!
なんとかみんなでやりたいなー
6日土曜の天気予報は更に良くなり、夜の雨が朝6時に止む。午前曇りで午後は晴れ。気温も寒く無く良い状態に変わりました。

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やったーと思い翌朝が早起きなので、寝ようとすると
夜はバケツをひっくり返した様な豪雨 雷も鳴っている。遠くから来る人もいるので、朝5時に天気のチェックをして最終連絡を回そうと雷鳴る中寝ました。
6月7日 朝4:30に起きる。昨日の豪雨は終わっていて雨も止んでいる。予報は変わらなく午前曇り、午後晴れとなった。
早速 関係者に連絡する。
今回 参加者 大人14名、子供6名、赤ちゃん2名
家を出る時間にはあれほど大雨が降ったのに路面がまったく濡れてない。寒くない気候です。
車で直接来るメンバーがほとんど、会社の知合いが電車で来るので途中の駅に迎えに行き
いすみに集合
行きの車の中は、緊急事態宣言後 久しぶりに会った会社のメンバーなので、会社の話で盛り上がりあっという間でした。
9時半集合で5分前くらいに到着 
既についているメンバーがいて、車の駐車場所、着替える場所 トイレなどを案内する。
僕以外全員初めてのメンバーなので案内の最中に遅れて到着する車があり、
今日の手順を真一と確認したり、行ったり来たり駆け回ってました。
10時過ぎに着替えも終わり、全員そろって田んぼに移動。
田んぼに移動。
真一がロープを準備している間に、植える苗を今日の田んぼに移動
そうだ今日のお弁当。奥さんや子供を連れてくる人数が読み切れず、当日対応しようと思っていたので、
その場で人数を確認して修子さんに電話。近所のお弁当屋に聞いてみてもらう。
まず苗が沢山置いてある田んぼに行く。
別の苗があったり、成長が違うので、ヒデさんが管理して移動してとなり、男の人を呼び僕が田んぼから運びだすので、それを今日の田んぼに持って行ってもらう。

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苗をとりに田んぼに入り畔まで今日使う苗を移動する。
ととても深い場所で足を取られながら重たい苗を運ぶので転びそう。
既に下半身は泥だらけになってしまいました。
男グループに苗は運んでもらい苗箱から苗の塊をちぎって田んぼに投げ入れる
前半の作業場所に投げ入れて、みんなが田植えの最中に苗が手元にある様にする。
田んぼの真ん中に苗を置く為に、遠くにも苗を投げ入れる。
高く苗を投げるが、根が重いので水の上に必ず根から着地する。
投げるのは気持ちいいが、水が跳ねるので、途中の苗の補給は手のリレー受け渡しで回してもらったりしました。
真一から田植えの説明。耕してあるトロトロ層は軽く土寄せするだけだが、不耕起の層は土が寄ってこないから手で寄せて下さい。

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歩いた所は凹んでしまい植えにくくなるので、植える前のロープより先の部分はなるべく歩かない。
などの説明と実例
その後、赤ちゃんをかかえているお母さんと写真を撮る係のYokoさん以外は 全員ロープに一列に並んで 僕と真一がロープを持って田植え用意。
みんな中々田んぼの中に足を入れられない。

f:id:rice2015:20200609135334j:plainしかし田植えの為 思い切って田んぼに裸足や靴下で入り歓声があがる。

虫が苦手な子が、アメンボや蛙が泳ぎ、ザリガニがいる中に入っていく。
田植えスタート、一列を全員が上終わったら、ロープを30cmずらして次を植える。
30cmは両脇で測る道具がある。この列と列の間の30cmの隙間がそろっていないと除草がしずらくなってしまう。

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一列の中で一人5,6個所 植えていく。

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初めての経験の人が多くてみんな楽しそう。泥に足をとられてうまく歩けない。深くて大変な場所とそうで無い場所がある。子供と大人でも違う。
これをみんなが自然と調整する。子供の場所を変えたり、幅を調整したり。知らない人同士でもこのチームワークの良さ。
楽しそうに協力しあっている姿を見て、良かったと
最初は、1列終わるのに時間がかかって、ロープ役の僕が余裕がある時に、Damienがやってくる。Yukikoさんにも挨拶
今日は娘のBirthday Partyで 午後にバーベキューをやるそうだ。
写真担当のYokoさんに紹介する。彼女の体当たりEnglishで盛り上がったりして、途中、同じ写真だけだから、彼の家を訪問したりしていました。
だんだん順調に進んで来た時に、修子さんがやってきて、近所のお弁当が全部休みだった。
後はスーパーランドを見てくるしかない(たった一つあるスーパーです。ランドとついてますが、遊園地ではありません)
売り切れると行けないので、ロープを任して軽トラックを貸してもらってスーパーランドに行く。
まだお弁当が残っていた! スーパーで売り場に出てた数少ないお弁当をほとんど買い占めてしまいました。
それをもって田んぼに戻り、ロープ移動を行う。
あれ写真係のYokoさんと赤ちゃんかかえたお母さま方がいない?
Damienの家でくつろいでお話に花をさかせていたみたい。
まぁ途中の写真を撮り続けても同じ光景だし
 
大分進んで来た。午前 曇りだけど 暑くなく寒く無くちょうど良い気候。
田んぼは台形に形で前半は面積が多いけど後半は少なくなる。
半分まで行った所でどうしようかと真一に聞いたら ヒデさん決めて下さいというので、
11:30だけど みんな疲れるといけないので、後3列で昼休憩と決める。
(後で聞いたら、みんなまだまだやれるみたいでした)
真一が見て、稲が列に沿ってない場所や浮いている場所があるので修正をお願いされ入るが一人ではやりきれない。
一回 全体が終わってから大人が全員入って修正を行う事とする。
YokoさんがDamienと話して彼の庭にお弁当を食べる許可をもらい 田んぼの横で食べる予定が彼の素敵な庭に移動。

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体当たりEnglishのYokoさん、英語の得意なSuzyや奈緒ちゃんが入り英語の会話が飛び交う。

行きなり昼ご飯がインターナショナルに変わってしまいました。
Partyの用意をしているAussieなグリルの横でみんなお弁当を食べながら会話していました。
Damienの庭はこの前から更に進化して、子ヤギを飼い子供たちはそれを見に行ってました。

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僕が感動したバスを改造したキャンピングカーなど見てみんな大興奮。
すっかりオーストラリアの雰囲気になった所で休憩終わり田んぼに戻る。
午後は最初に真一を呼んで、自然栽培の米を作っている事、彼の田んぼの1から始めたなどを話してもらう。米だけで無く、次世代につなぐ環境などを考えている志を彼は話てました

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田植え体験はどこでも出来るけど、この志を持っている田んぼの体験や話が聞ける所は少ない!
みんなからの質問も出てちょっとしたワークショップでした。
そして、午後の田植え開始。
みんな一度休憩すると再度開始するのに時間がかかる。午後は、晴れて日差しが強く暑くなった。午前中に頑張って終わらした方が良かったのではとの声も出るがしかたないです。
やりだしたら、午前予定があり午後に駆け付けたYuichiが入る。みんな午前が大変だったんだよーみたいな笑い話が飛び交う。
午後は、隣でBirthday Partyが始まり、クラブ音楽が鳴る中の田植えを行う不思議な環境でした。
真一が予定あり抜けてロープを任せると みんなは管理職に昇進だとか話している。
田んぼがだんだん狭くなり仕事量が減ってくるので、抜けて行く人をリストラと話している。
子供も大人も一体感あって変わる分担量を自然にこなしていく。
最後はロープ担当を子供がやりたいとなり、変わりながらやってました。
僕はロープをやりながら、足りなくなってきた苗を供給していました。
だんだん狭くなる残り部分に逃げ込むアメンボ達
子供も大人も虫も泥沼も平気になってしまう。とても天気の良い午後でした。

f:id:rice2015:20200609133505j:plain用意した苗もちょうど良く終わりました。

 

そして完了した田んぼを見ると列に外れている苗や、取れて浮いている苗がある。

その後の修正を説明して、大人全員で田んぼに入り、修正。
みんなでやる話しながら笑いながら行う。バランス崩した人に「転べー」など(^^

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大人全員でやると修正も短時間で終わり 非常に楽しい。一人でやるのと全然違う!
最後にきれいに植えられた苗が並んだ田んぼを真一に確認してもらって今日の田植えは終了となりました。
 

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周りが耕した部分、真ん中が不耕起の部分
みんなで真一の家に戻って、手足を洗い、着替えを完了して集まり最後の挨拶をする時にふと気が付きました。
まだみんな自己紹介もしていない。
丸くなって、一人ひとり自己紹介と今日の感想を話してもらいました。
みんな楽しかったみたい。子供たちも楽しそう。やって良かった。
これから稲刈りまで、ずっと楽しくやれます様に。
最後に真一と修子さんが挨拶して今日の田植えは完了しました。
真一の姿はウッディみたいとはなしてました。

f:id:rice2015:20200609134216j:plain緊急事態宣言を乗り越え

当日の雨を心配していたのがうそみたいに、楽しい田植えとなり良かったです。
やっぱり沢山の人と一緒にやるのは楽しい。
人とのつながりが、喜びを持ってくるのを感じました。
帰りは子供も疲れているので東京まで車で送って帰る時、大人たちも海水浴帰りみたいな疲労感でした。
それでも久しぶりに都内のドライブも楽しい。スカイツリーを見て、レインボーブリッジを通り夜景を堪能しながら帰りました。
泥だらけの田んぼ、インターナショナルな昼休み、都会のドライブと長い一日で 家に帰った時に疲れ果てて、泥の様に眠ってしまいました(酔って、あるいは疲れて、正体なく眠ることの意味です)

生まれて初めての外泊

どうしよう。チョコがウンコしない!
5月19日 今日から泊りで真一の手伝いをする予定です。
彼の農作業が追い付かなく、その手伝いと今後の打ち合わせを兼ねて一泊の予定をしていました。
一番の課題は個人的事情で現在 犬との二人暮らし。(一人と一匹かな)
犬の名前はチョコ、朝晩の散歩とうんちをかかせない。
室内飼いであり、まだ外は家の近所の散歩しかした事の無いトイプードルである。
前日に真一に相談して、泊まりで行くならチョコを連れて行くと話した。
朝早くから自分の用意よりチョコの用意。トイレは、エサは、散歩の用具は、汚した時の雑巾は。 おっと寝床を忘れていた。
ペット用キャリーバックが、何故か家にあった。
初めての車での移動は心配だから朝の散歩、おしっこ、ウンコはちゃんとさせてから移動する計画であった。
ただ朝から雨が降っている!案の定、雨の中で散歩してもウンコしない。
これでは出かけられない!!
真一に電話して、9時過ぎに雨が止むからその後ウンコさせてから午後1時に着くように出ます。
と連絡する。
初めての車での外出。
ペット用キャリバックの中で震えている。網の中でかわいそう。チャックを少し開けて頭だけ出してあげる。
運転しながらも、左手は頭を撫でて上げたり、手を舐めさせてあげると落ち着くみたい。
大丈夫だよ。と声をかけながらいすみまでの運転となりました。
突然 急ブレーキ あーっ キャリバックが助手席の足元に転げ落ちた!!
止まってからすぐにバックを拾い上げると放心状態のチョコ。
ゴメン、ゴメン 今度から気を付けるから と声をかける。
次からはブレーキを踏む時は、左手はバックを押さえていました。
到着し、震えるチョコを抱いて真一の家に行く。室内犬を突然連れて行って大丈夫かな?
1:00に着くと言ったのに、12:30に着いたから家族で昼ご飯状態だった。
チョコを紹介してから家の中において、車にあるトイレや寝床などもろもろのものを取りに行く。
車は少し離れた所に置いてあるので、チョコを一人にさせて心配だ。
ダッシュで往復して玄関を開けると!
なんと、鶴淵家一家と馴染んでいる。俺だって中々なつかないのに!
修子さんや、真一の膝の上に乗ったり、かわいがられて、甘えたりしている。
スミトに水のやり方や、エサのやり方を教えて 散歩もお願いして
午後からの今日の作業に入る。
(それでも、初めての家で大丈夫か心配)
今日の作業は、水田除草機を使っての除草。
真一がもう全ての田んぼをやり切れなくそれをサポートしてとの事

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水田除草機 無農薬の場合に雑草が生えやすいので、使用する

後ろの回転する刃が土をかき混ぜて、雑草を抜く。
ただ後ろに力をかけすぎて、泥に沈めてしまうと前に進まなくなる。
前に力をかけすぎて後ろが浮いたら、かき混ぜられなく意味がない。
普通は前に進んでいくだけでいいけど、浅い所で雑草が既に生えている所は、前後に繰り返して良く雑草を取る。
大きすぎる雑草は手で引き抜く
列が終わって次の列に移る時は、水田除草機を体の中心で回転させて次の位置に置く
などです。
真一はトラクターで近くの田んぼを耕す。泥濘が多くて、スタックした時にヒデさんがいると安心
ラクターのアタッチメント付け替えを行う。これだけの機械を維持するの大変だなぁ
と感心
二人は別の田んぼでの行動
軽トラックに除草機を積んで出発。あれっセルがかからない。そうだブレーキとクラッチを踏まないとセルが動かないんだ。

このマニュアルシフトの最近の車のセーフシステムがまだ慣れてないな。
ただ、やはりマニュアル楽しー 減速時にシフトダウンして、カーブに丁度いいシフトでアクセル踏む感覚が嬉しいです。
田んぼについてもう一度使い方の説明。田んぼの植えている列を考えてそれに沿って下さい。
遠くから見ているとわからない。しかし、田んぼの中に入ると明確にわかる。最初の4列は横に植えているが、そこから先は縦に植えている。
田んぼに入る前に履いたのが足袋
真一に足袋を持っているか聞かれて、お祭りに使った足袋を持っていると答えると
それそれ!

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お祭り用の足袋


田んぼの中を行動するのに、普通の長靴だと泥につかったら取れてしまう。田んぼ用の締まったビニールの長靴も長時間作業に向かない。
足袋がいいんだと
祭用に紺と白の足袋を持っていたので、紺の足袋を使う(さすがに白は使えないよね)
2時頃やっと田んぼに入る
最初の田んぼに入る時は、ちょっと躊躇う。屋外のプールに最初に入る時みたい(^^)
でも入ってしまえば平気 所々膝くらいまで入ってしまいます。
その中を水田除草機を押して行きます。

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田んぼに入れた様子


与えられた田んぼは出来たら3面。手押し作業で ぬかるみの田んぼの中を動き すごく疲れるので、疲れた時は 苗が植えられてない隙間に補植をお願いしたい。
少し押せばすぐに慣れてきた。雑草が既に多く生えているのは、浅い所が多い。
そこは、何回か前後に往復をするが、それでも苗のすぐそばに生えているのが、取れない。
あまり丁寧にやると終わらないからと言われたが、一度田んぼに降りると気になってしまい雑草を手で抜きまくってしまいました。
1面終わって、次の面 広い。ひたすら一人で押し続ける。風が吹いて来て、小雨がぱらつく中。でも寒くない。
田んぼの水面が大きなさざ波で荒れだしたのを見ながら押し続ける。
チョコ俺がいなくて大丈夫かな?散歩できてるかな?
それだけが気になりながら押し続ける。
5時の合図のサイレン音楽がなる。後1/4でこの面が終わる。お腹減った。早くご飯食べたい!
遊び疲れた小学生みたいに夕食が楽しみ!
真一がもうそろそろ終わりましょう。と話す。
後 チョットでこの面終わるから!と残りを仕上げて今日の仕事終わる。2面であった。
軽トラに乗って先に帰り、玄関を開けようとすると鍵がしまっている。チョコもいないみたい。
近所で知っている所と言えば美幸ちゃんの所しか無いから行ってみる。
家の前で丁度、スミトが散歩させて修子さんが一緒に歩いているのと会いました。
よかった、チョコも喜んで散歩している。
みんなで美幸ちゃんの家に行く。
実は美幸ちゃんには新しい命が!出てきた美幸ちゃんはとても元気が無い。今が食べられない大変な時期みたい。男にはわからない。
美幸ちゃんとシュウヘイ君と会えたのが、うれしくて話過ぎました。
後で考えて応対するのもたぶん辛かったのだと物凄く反省しています。
ごめんなさい。
帰って、泥を落としてから直ぐにシャワーを浴びて、夕ご飯。
この仕事が終わった後のビール たまらなく良い。
車で帰る時はこれは飲めないから泊まりっていいな
今回の絶妙な味は、レバー! 何この柔らかくて甘い美味しいレバーは!!
気が付くとチョコは修子さんの膝の上で落ち着いている。
たくさんの人にかまってもらえるので、楽しそう。
たまに思い出した様に僕の所にも来ます。

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食事が終わってから今後の事を話す。
まず今年の田んぼ。緊急事態宣言が終わった6月に田植えしたいと話すと1週目が限界と言われる。
6月7日を予定しよう。日曜日にしたのは、この緊急事態宣言の為、学校が土曜もあるからです。(子連れの為)
ただ、コミュニティ田んぼだけだと限界。どうやって発展させるかを真剣に話し合う。
つるかめの絶品の日本酒を飲みながら。今日2番目の感激 何この美味しい日本酒!
かなり飲んでしまいました。
 
夜は、チョコと2人で離れに泊まる事になりました。
たくさんの人に囲まれていたので、夜二人きりになるとチョコはさみしそう。
しかも夜になったら、豪雨でトタン屋根の音が大きく鳴り、何度もクゥン クゥン鳴いてました。
僕は疲れたのと酔ったのと合わせて、それを聞きながら寝てしまいました。
翌日5月20日
翌朝 起きると まだ雨が降っている。少し小雨になるのを待って、チョコを散歩に連れて行く。
やったすぐにウンチした(^^)
人に預けるからウンチとおしっこだけとっても心配なので、朝ウンチしてくれると安心です。
朝ごはんを食べるとチョコは修子さんにべったり、スミトが嫉妬してしまうほど。
チョコをスミトにもお願いして、今日の作業に出る。
昨日の洗った少し濡れた服を着る。下は大丈夫だったが、上は冷たくて着れない。もう一枚汚したくなかったが、新しいものを着る。
今日の午前は、畔の草刈、ガソリンエンジンの草刈り機。真一はもうわかるでしょうという形で草刈り機を渡すと
別の場所へトラクターで行ってしまった。

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草刈り機
畔の草刈をする場所は、昔開拓した懐かしの場所。
直ぐに草刈を始める。
道路沿いの土手の草刈をしていた時に、となりの古民家から同じエンジン音が聞こえる。
大きな体のプロレスラーみたいな外国人が庭の草刈をしていた。
同じ草刈同士として目が合う。エンジンを止めて挨拶に行く。
彼もエンジンを止めて話をする。
日本語があまり話せません。というので
Where are you from ?
と聞くと彼はオーストラリア人 Damien 日本に来て12年だそうだ。奥さんは日本人だそうです。
彼はカーペンターです。ここを買って自分でリノベーションしていました。
庭もとっても綺麗になった。古民家の前に作っているデッキはリゾートみたい。
この古民家のオーナーが変わったとは聞いていたのだが、彼が別荘として買ったつもりが、気に入って住んでいるそうです。
家の裏には、野菜畑が作られていた。

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先月見た時は、雑草だらけの土地だったのに、綺麗になって簡易スプリンクラーまでつけている。
ダミアン凄い!オージースタイルのバーべキューをやる設備もあり、今度バーべキューやろうとか、

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彼が改造しているキャンピングカーも凄い。さすがカーペンター
彼の個人的な話まで聞いてしまい この短時間で仲良くなりました。すごいフレンドリーな男です。
いすみは凄いね。インターナショナル!
その後、草刈を始めたら、彼がやってきた。なんと僕が下の方を刈っていたら、彼は上から刈り始める。
なんといい人なんだ。もちろん 草刈はKEEP DISTANCE 近いと刃が危ないからね。
一人でやっている時よりうれしい!
真一がトラクターで来て、ここの田んぼもトラクターをかけ始める。

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僕とダミアンで畔で草刈をしている近くで、真一が田んぼのトラクターをかけている。
良い風景。
ダミアンが手伝ってくれたおかげで、草刈がきれいに終わりました。田んぼのトラクターは終わらないけどお昼になったので、
一度 休憩。ダミアンと別れる。草刈り機の振動が手に残ってビリビリしていました。
チョコがくつろいでいるのを確認してお昼を食べて、午後は、昨日と同じ水田除草機と補植
ところが今回は一人で無い。近所のGREEN+のオーナー、このブログの最初の田んぼを始める前に行った所です。
更に、フランス人2人、ベルギー人1人
水田除草機4台を軽トラに積んで出発。オーナーは小さな田んぼ、フランス人2人とベルギー人は巨大な田んぼをやってもらいます。

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それを見ながら、僕は補植を
時々外国人の様子を見ながら、疲れたら休憩しましょうと声をかけるが、大丈夫と3人。
補植が一番疲れないかと思ったが、足場が悪く2回転んでびしょ濡れになると、非常に寒くなりぶるぶる震えだした。
何で? 風邪ひいたの?と思ったが、天気予報を見てなかったのですが、曇りでしたが、昨日よりも大幅に寒くなった日でした。
外国人は、4時までと言われてました。大きな田んぼを3人でしっかり終わらせて、泥を流して洗って着替えて、帰りました。
オーナーは、田んぼ2面終えて、僕は補植をほぼ終えて 昨日より早かったですが、寒くて上がりました。
5名いると短時間でこんなに出来るんだ。昨日より早く終わったのに 沢山できました。早く緊急事態宣言が終わって欲しい。
シャワー浴びて、着替えたら体が落ち着いた。
チョコをウンチする為に散歩させてから、真一と話した。今日耕した田んぼは早く田植えをしなくては
手動の田植え機で早い時期に植えないか?6月までは待てない。6月は下の田んぼにしよう。と
少し話してから夕食は食べなく帰る事にする。
寒さで疲れてて、食事したら眠くなりそうなのと、真一も疲れているのに、何時までも話してしまいそうだから
帰りのチョコは、まだ車に慣れて無く不安そうでした。行きと同じ、左手はチョコ
家についても寒さが残っていてビールを飲む気もしない。
僕は初めてのチョコの外泊が無事に終わってほっとしたら、一気に疲れが出てベットに入ったら うとうとしながらも頭の中では、この2日 真一と話した事がぐるぐる回っていました。
チョコはまた二人っきり(一人と一匹)に戻ったら、何か寂しいみたいでキュンキュン鳴いて部屋の中をぐるぐる回ってました。
これがチョコの生まれて初めての外泊です。楽しくて良かったね(^^♪